思考法 Feed

2013年7月20日 (土)

コンセプチュアルな人になるために身につけたい思考の技法

4761269170 高津 尚志「ハイブリッドに考える思考の技法」、かんき出版(2013)

お奨め度:★★★★★

IMDというスイスのビジネススクールの日本代表を務められている高津尚志さんの唱える思考法ハイブリッド思考に関する一冊。この思考法は二律背反をうまく使うことによって、最適な解を見出す思考法で、 ロジャー・マーティンの提唱した「インテグレーティブ・シンキング」の一種。いま、まさに求められている思考法だ。特に、リーダーやマネジャーのように意見をまとめなくてはならない立場の人にお奨めしたい一冊。


続きを読む »

2013年6月 3日 (月)

会社の老化を解く

4750513059 細谷 功「会社の老化は止められない――未来を開くための組織不可逆論」、亜紀書房(2013)

お奨め度:★★★★★

細谷功さんの集大成の一冊。人間と会社とのアナロジーで会社にも「後戻りのできない「不可逆プロセス」の進行」としての老化現象があるという仮説のもとに、会社が老化してくると何が起こるか、そして、どのようにどのように対処すればよいかを示した一冊。

続きを読む »

2013年4月23日 (火)

戦略的に「質問」を活用する

4484131048 アンドリュー・ソーベル、ジェロルド・パナス(矢沢聖子訳)「パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術」、阪急コミュニケーションズ(2013)

お奨め度:★★★★★

質問することは難しい。質問を効果的に使いたいと考えていくと、対話とか、洞察とか、高尚な話になっていくが、本来、質問は目的があって行うものだ。そう考えると、パターンはあるはずで、それをプロのコンサルタントがまとめた本。これまでありそうで、なかった本。

続きを読む »

2012年10月 9日 (火)

コンセプト立案力を高める4つのステップ

4478021570木谷 哲夫「成功はすべてコンセプトから始まる」、ダイヤモンド社(2012)

お奨め度:★★★★★+α

facebook記事「「思い」を「できる」にかえる

元マッキンゼーのコンサルタントの書いたコンセプトを中心にした仕事術。今、もっとも求められるのはコンセプト立案力であり、経験や蓄積が競争に役立たなくなっている中で、いかにコンセプトで競争をするかを述べた本。

続きを読む »

2012年4月27日 (金)

対話をイノベーションにつなげるフューチャーセンター

4833420090野村 恭彦「フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み」、プレジデント社(2012)

お奨め度:★★★★★


フューチャーセンターの推進をされている野村恭彦さんの書いたフューチャーセンターの入門書。野村さんはフューチャーセンターネットワークで多くのフューチャーセンターがつながることによって、その真価が発揮されると考えられており、未来のフューチャーセンターディレクター(経営者)や、ファシリテータに向けて、非常に実践的にまとめられている入門書だ。

続きを読む »

2012年2月24日 (金)

発想法のマイ・バイブル

4478008205マイケル・マハルコ(ナビゲーター:加藤 昌治、齊藤 勇 監訳監訳 小沢 奈美恵、塩谷 幸子訳)「アイデア・バイブル」、ダイヤモンド社(2012)


お奨め度:★★★★★

ビジネス書は乱造されている。新しい本を買っても、ちょっと視点を変えて目新しさを打ち出す本が出てくると、飛びつきたくなる。残念ながら、自分の関心の強い分野であればあるほど、そのような傾向がある。

自分が飯を食っている分野であれば、このような反応は必要である。その本を読んでいる人と出会ったときに、話題についていけないのはまずい。

しかし、単なる興味や、一般常識として見ている分野であれば、これはお金も読む時間も無駄遣いだ。

どうすればよいか?自分にとってのバイブルを見つけることだ。発想法のバイブルになる一冊。

続きを読む »

2012年1月30日 (月)

編集力によるイノベーション(ファンが選ぶビジネス書2012-2)

4267018839勝見明「石ころをダイヤに変える「キュレーション」の力」、潮出版社(2011)

お奨め度:★★★★1/2

facebook記事「21世紀に求められるビジネスの新発想


今、もっとも注目されている思考方法「キュレーション」について、具体的なプロセスと、そのプロセスにより、iPad、キリンフリー、Wii、セブンイレブンなど、多くの事例の成功要因を分析した一冊。21世紀に求められるキュレーションについて、具体的なイメージを掴むことができる。

続きを読む »

2012年1月 4日 (水)

勝ちたければスピードを落とせ(ファンが選ぶビジネス書2012-1)

4198632510リチャード・ワトソン(北川知子訳)「減速思考 デジタル時代を賢く生き抜く知恵」、徳間書店(2011)

お奨め度:★★★★1/2

facebook記事:「思考の質を高める方法

世界の動向を論じるウェブサイト「What's Next」の運営者リチャード・ワトソンの論説。情報洪水ともいえる社会の中で、どのように革新的な思考をし、イノベーションを生み出すかについて論じた本。伝説のレーサー、ジャッキー・スチュワートの言葉を借り、「勝ちたければスピードを落とせ」を主張し、その根拠、スピードを落とす方法について述べている。

続きを読む »

2011年12月 4日 (日)

発想力を問われる時代は、頑張ったら負けだ(ファンが選ぶビジネス書25)

4905154146トミタ・ジュン「「センスいいね!」と言われる人の思考術」、アチーブメント出版(2011)

お奨め度:★★★★★+α

※facebookページ記事「センスは天性ではなく思考技術


「センス」というよく使うが、実体がよく分からないものについて、建築士であり、グラフィックデザイナーである著者が正体を明らかにし、センスいいと言われるようになるための方法を示した一冊。著者はセンスとは感性と理性の融合であるという。建築士とデザイナーの二面性がある著者ならではのものの見方ではないかと思う。

続きを読む »

2011年12月 1日 (木)

三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で先決まる(ファンが選ぶビジネス書24)

4844371339上田 比呂志「ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣」、クロスメディア・パブリッシング(2011)

お奨め度:★★★★

※facebook記事「要求を聞くのではなく、慮る

老舗料亭・橘屋に生まれ、三越、ディズニーで働く経験を持つ著者が、「気づかい」をテーマに、「心」、「スキル」、「仕組み」のあり方をといた一冊。ベテランのコーチだけあって、ストレートに主張をするよりも、自分の経験、歴史的な薀蓄、ある場面で感じたこと、思ったことなどを紹介することにより、読者に気づきを与えるようなスタイルの本になっている。

続きを読む »

PMstyle 2024年5月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

アクセスランキング

カテゴリ

Powered by Six Apart

Powered by Google

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google