「なりたくなかった大人」にならないために
四角大輔 「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと (Sanctuary books)」、サンクチュアリ出版(2012)
お奨め度:★★★★1/2
むかし、編集本としてやっていて、結構、好きだったシリーズ(?)。著者は、四角大輔さん。むかし、レコード会社のアーティストプロデューサーで、7枚のミリオンを出した人。今は、ニュージーランドの湖畔と東京を拠点として、ノマドライフを送りながら、日本やニュージーランドで企業のアドバイザーを務めているとのこと。
そんなキャリアを持つ著者が、自分の経験に基づき、自由に生きていくために20代で捨てるべきものを書いている。問題提起がすばらしい。多くの20代が、「なりたくなかった」大人になっていくのはなぜか。
何を捨てるべきかはともかくとして、彼の考え方には非常に共感できる。僕は30歳で、7年間勤めた会社を辞めた。もう少し、自由に行きたいと思ったからだが、時すでに遅しだった。20代にかき集めたものを捨てることができなかった。
この本では、ものとお金、ワークスタイル、メンテナンス、人間関係、ライフスタイルの5つのジャンルに分けて、捨てるべきものを示している。
以下、僕の経験に照らして、共感できるものをピックアップしておく。
視界にある"ノイズ"を捨てる。
"ストック"という概念を捨てる。
「なんでもいい」と言う癖を捨てる。
マルチタスク思考を捨てる。
多数決依存を捨てる。
決め付けを捨てる。
バランス感覚を捨てる。
"常識"を捨てる。
根性という概念を捨てる。
"なじみ"を捨てる。
「すいません」の盾を捨てる。
「ないと不安」を捨てる。
「あれもこれも」を捨てる
あきらめを捨てる。
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