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2011年3月16日 (水)

難局を乗り切るリーダーシップ

徐々に友人や知人と連絡が取れるようになってきました。

被災された方はいうまでもありませんが、運よく被災を逃れた方も、今度はビジネスの方で、株価の下落、計画停電による通勤困難、放射能問題へのリスク管理などの難局に襲われています。

このような局面で必要なのは一人一人のリーダーシップです。ビジネス書の杜で過去に紹介した本から、難局の今だから、読みたいリーダーシップ本を2冊紹介します。

一冊目は、米国を襲った山火事、ハリケーン、大地震、そして、ビル爆破に航空機事故といった天災や人災に対し、当事者がどう対処してきたかを描いたクライシスマネジメントの本です。大災害に瀕した人間に対するインタビューはいろいろと考えさせられます。

著者のジェームズ・L・ウィットは93年から2001年にかけて、米国FEMA(連邦危機管理庁)の長官として活躍してきた人物で、「むしろ強い人間ほど、厳しい試練に出会った時にまわりの人たちの力を借りている」と指摘します。含蓄の深い言葉ですね。

ジェームズ・リー・ウィット、ジェームズ・モーガン(小林 薫、森 尚子訳)「非常事態のリーダーシップ―危機を乗り切る9つの教訓」、ジャパンタイムズ(2003)

二冊目です。難局でリーダーは何をすればよいかを説いた本です。
著者のビル・ジョージはメドトロニック(世界最先端の医療クノロジー企業)のCEO在任中の12年間に時価総額を11億ドルから600億ドルに高め、“Executive of the year”や“Director of the year”等に選出された名経営者です。
教訓1:あなたを取り巻く現実を直視する
教訓2:すべてをあなた一人の肩に背負うべきではない
教訓3:問題の原因を深く掘り下げる
教訓4:長期戦に備える
教訓5:危機状態からの学習を無駄にしない
教訓6:どのようにキャリア上の真の目的を追求することができるのか
教訓7:攻撃に転じ、勝利を目指す

ビル・ジョージ(梅津 祐良訳)「難局を乗り切るリーダーシップ」、生産性出版(2010)

 

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