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2010年12月

2010年12月31日 (金)

年末のご挨拶とAward2011発表について

今年はあまり、記事を書けず、ごめんなさい。忙しいとか、珍しく本を書いているとか、いろいろな理由はあるのですが、中でも、Twitterで、とりあえず、読了宣言をして、適当なタイミングで紹介記事を書くというリズムがうまくできていません。

また、思うところあって、書籍プレゼントを無期限休止し、記事を書く義務がなくなったことも少し、影響をしているように思います。このあたりを考え、来年はもう少し、記事の数を増やしたいなと思っています。

そんなわけで、毎年、お正月の恒例になっているビジネス書の杜のアワードの発表は少し遅れる予定です。

読んだ本の数はそんなに減っておらず、紹介記事が書けなかっただけですが、せめて、アワードの候補に選んだ本くらいは紹介記事を書いてからアワードを発表したいと思っています。

できれば、10日までには発表したいと思っていますので、お楽しみにお待ちください。

では、よいお年をお迎えください。

 

ドラッカーに始まり、ドラッカーに終わる

4478014892 P.F.ドラッカー(上田 惇生 編訳)「 [英和対訳]決定版 ドラッカー名言集」、ダイヤモンド社(2010)お奨め度:★★★★★

待望のドラッカーの対訳集。上田惇生先生が選んだ120本。ドラッカーファンであれば見逃せない1冊だ。目標管理、民営化、などマネジメントにおいてドラッカーの提唱した概念は多い。その正しいニュアンスを知るには、この本は非常に役立つ。その意味で、すべてのマネジャーに目を通して欲しい本。

 

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2010年12月28日 (火)

起業家のバイブルになるだろう

4534047576 磯崎 哲也「起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと」、日本実業出版社(2010)

お奨め度:★★★★★

「isologue」で知られる公認会計士・磯崎哲也氏の初の単著。ベンチャーファイナンスを通じて、自らの起業、経営、ビジネス、仕事などに対する哲学をカジュアルに述べている。一から十まで体系的に書かれている本は珍しいので起業家や起業家予備軍の方にお奨めしたいのはもちろんだが、そこに書かれている哲学は一読に値する。その意味で、ビジネスに関わる人すべてにお奨めしたい。書き方が平易で読みやすい本なので、さまざまな分野で専門家として活躍する人が、ビジネスや仕事の仕方、ファイナンスについての基礎を得たい場合には特にお奨めしたい。

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2010年12月13日 (月)

「第3の開国」のための3つのイノベーション

4023308072 藤井 清孝「グローバル・イノベーション 日本を変える3つの革命」、朝日新聞出版(2010)

お奨め度:★★★★1/2

グローバルマインド」で、日本人は正解のない問題に弱いという問題提起をした藤井清孝氏の続編。グローバルマインドを持つための3つのソリューション(イノベーション)を示している。藤井氏はマッキンゼー出身で、現在はベタープレイスという電気自動車のインフラビジネスを手がける企業の日本法人の代表だが、キャリアの中でケーデンスやSAPというITやソフトウエアビジネスの会社の日本法人の代表も務めており、特にこの分野で経営や組織マネジメントに携わる人にはぜひ読んでいただきたい一冊である。

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