ぼうずのビジネスモデルを知った【ほぼ日読書日記 2009年7月18日】
連休初日。
ずっと執筆作業に従事。気分転換に読んだ本にはまってしまった(苦笑)。基本的には、お坊さんの暴露本。
ただし、大学で経営学を学び、就職後も「隠れボウズ」として会計事務所に勤務し、税理士の資格を取ったという著者だけあって、切り口は思いっきりビジネス。
ショーエンK「「ぼうず丸もうけ」のカラクリ」、ダイヤモンド社(2009)
マーケティング、プライシング、税金、組織文化などにおいて、非常に参考になることが多い。
一つだけ紹介すると、お布施という仕組みがある。一時、対価はお布施方式でといった考えがはやっていたことがある。お布施の額というのは、お坊さんの格だけではなく、檀家の格を併せて決まるそうだ。
たとえば、セミナーの料金をお布施にするということは、セミナーの品質(どのくらい参考になったか)ということに加えて、あなたがどれくらいのものだということも加味して払ってくださいということになる。
これだと、たぶん、実際にセミナーで聞いた内容を実践に移す人は高いお布施を払うことになるので、合理的!
サービス業従事者必読だな、こりゃ。
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