マネジメントチームという選択【ほぼ日読書日記 2009年6月2日】
新幹線の中で、何冊か、本に目を通す。まずはこれ。
ルース・ワーグマン、ジェイムズ・バラス、リチャード・ハックマン、デボラ・ニューンズ(ヘイグループ訳)「成功する経営リーダーチーム6つの条件」、生産性出版(2009)
これは、まさにパラダイムシフト。マネジメントチームという概念はそんなに目新しいものではないと思うが、実際にはチームではなく、一人のマネジャーに対して、補佐をするような形で形成されるワーキンググループであることが多い。
経営意志決定の質を高めるためには、こういう考え方が必要だ。どれだけ現実的かはともかく、非常に示唆にとんだ本。
つぎ、話のネタにと思い読んだが、思考実験としては結構おもしろいと思った。
渋谷 往男「戦略的農業経営―衰退脱却へのビジネスモデル改革」、日本経済新聞出版社(2009)
マネジメントの手法を適用してみるというのは一つのアイディアであるが、リードタイムの議論と価格のダイナミックスの議論が抜けているのではないかと思った。いずれも、時間軸絡みの話だが、実は、ビジネスと農業の最大の違いは時間軸ではないだろうか?
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