【ほぼ日 読書日記】2009年3月31日
昨年、ブレイクした感のある小宮さんの本はよい本が多いと思うが、この本はやり過ぎ。
小宮 一慶「どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2009)
コンサルタントの仕事をしていると、社長を弄りたくなる時期っていうのは必ずあるけど、もうそんなレベルの人ではないだろうに。影響力を考えると、せめてこのレベルにとどめるべきだと思うな。
菅野 寛「経営者になる 経営者を育てる」、ダイヤモンド社(2005)
もう一つ興味深いと思ったのは、昨年、課長本が流行ったときに、課長本の企画を持ってきた某出版社の編集の人が、これは「課長ではなく、未来に課長になる人に読ませる本だ」と言っていた。
こういうマーケティングロジックが通用するのであれば、この本はすばらしいと思う。ただ、社長に対して、このロジックが正しいとは到底思えないが、、、
っていうことで、自己啓発好きなサラリーマンがちょっと気負って読む本、小宮さんのこのシリーズの愛好者向けのちょっとレベルの高い本ってところかな。
誤解のないように最後に付け加えておくが、タイトルを「マネジャー力」に変えれば、文句なしに良い本ですよ、はい。
課長さん、読んでね!
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