【ほぼ日 読書日記】2009年3月19日
2日間、間が空いてしまった。本を読まずにいたわけでもないが、このブログに書くような本は読まない2日間でした。
明日から連休。
今日は夕方から「プロジェティスタ研究会」を開催。最終の新幹線がとれずに、早々に切り上げ、21時の新幹線で帰京(京は京都の京です)。
新幹線の中は基本、メルマガ記事、ブログ記事を書くが、さすがに、ざわついていてそんな気分にならず。本を読みあさる。
1冊目。
こういう研究は貴重だ!こうなってくるとビジネス書というより、人間観察だなあ。
ジョン・コッター(金井 壽宏、加護野 忠男、谷光 太郎、宇田川 富秋訳)「ビジネス・リーダー論」、ダイヤモンド社(2009)
内容はおいおい、書籍紹介を書くと思うので、そちらに回すとして、金井、加護野という組み合わせの翻訳は始めて見たような気がする。加護野先生は退官らしいが、自分が引っ張ってきた舎弟と最後の仕事と言うことか。
2冊目。
小西 正行「だから、社員がやる気になる!」、日本実業出版社(2009)
今、旬な経営者の経営論。本としては良くできていると思うし、読んでいてもおもしろい。
でも、僕でもおそらく毎年50人くらいは経営者の方にお会いしていると思うが、同じようなことを言っている人は結構いるんだよなあ。
昨日お会いしたある社長が皮肉混じりにこんなことを言っていた。
オンリーワンになるもっとも手っ取り早い方法は、周りを見ないことだと最近の若い人は知っている。うちにはそんな社員は要らない。
深い真実である。
上野 佳恵「情報調査力のプロフェッショナル―ビジネスの質を高める「調べる力」」、ダイヤモンド社(2009)
この本はいい本だ。コンサルタント向けに書かれた本のようだが、ビジネスマンもぜひ、読んでほしい。調べるというのは仕事の基本だが、調べる力があまりにも貧弱という人は極めて多い。
特に、目立つのは、聞くことと調べることを混乱している人が目立つ。例えば要求を分析するというのは調べる仕事である。
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