【ほぼ日 読書日記】2009年2月25日
昨日の日記はやりすぎた。とりあえず、写真の掲載は、その日によんだ本だけにしよう。。
ということで、さて、今日、読んだ本の1冊目。
可兒 鈴一郎『世界でいちばんやる気がないのは日本人――成果主義が破壊した「ジャパン・アズ・No.1」』、講談社(2008)
まあ、言っていることはわかる。共感する部分も多い。ただ、同じ経験をした北欧人に学べというのは、あまり、訴えるものがないように感じる。まあ、そういう世界に育ってこられた方のようなので、そういう価値観なのだろう。
この本に書かれている問題の本質を知りたいなら、太田先生の本を何冊か、読んでみるべきだ。とりあえず、この辺がお奨め。
太田 肇「お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かす」、東洋経済新報社(2007)
太田 肇「承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?」、東洋経済新報社(2007)
この理屈をマネジャー相手に展開できるといいのだが。
はい、もう一冊。
秋元 征紘「こうして私は外資4社のトップになった」、東洋経済新報社(2009)
本のコンセプトは
勝間 和代「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)
に似ているが、こっちの方がいいのではないかと思う。やっぱり、実際にマネジメントの現場で身につけた考えは説得力が違う。何よりも感心したのは、ロジックとベタのバランスの良さだ。この本はいずれ紹介記事を書くので詳しくそのとき書くが、やたらと論理的なスキームを持ち込んできたのはコンサルタントであるということをもう一度、認識しておく必要がある。
コンサルタントはそれで商売になるが、経営者はどこかで現実適合する必要がある。そこでベタな論理が必要になるのだが、ここを如何に筋よく作れるかがその人の器だろう。秋元 征紘さんという方はそこがすばらしい。
コメント