【ほぼ日 読書日記】2009年1月16日
京都へ戻る新幹線の中で読書。
この本もやっぱり売れるんだろうなあ。読んでやられたと思った。こういう発想ってありだな。書いてあることはわりとよく言われるマネジメントの工夫なのだが、こういう束ね方をして、「レバレッジ」という視点を与えると、まったく別物に見える。
こういうのをレバレッジシンキングっていうんだろうなあ。
本田 直之「レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略」、東洋経済新報社(2009)
ということで、絶賛。もう一冊読んだ。実はこの本の方が面白かった。
芦原 一郎「ビジネスマンのための法務力」、朝日新聞出版(2009)
まだ、昨年のアワードのセミナーも終わっていないのだが、補正予算と一緒に次年度の本予算を組むとかいうものありのようなので、あえて一言。Award2009の候補の一冊になること間違いなし。
法律関係の本を結構読んでいるのだが、面白いけど、何か物足らないということろどまり。この本読んで、何が物足らないか良く分かった。ある意味、あまり前なのだが、法律関係の本に書いていることは守りの経営を前提にしている。ところが、この本は攻めを念頭において、法律をどう位置づけるかをきちんと論じている。それが「法務力」というタイトルのゆえんである。
その分法律的な知識の体系的な記述は弱いように思えるのがだ、法律を勉強したいビジネスマンはまずこの本を読んで、自分の中で法律の位置づけを明確にするのがよいだろう。具体的な法律知識を書いた本はたくさんあるので、そのあとでそういった本を読めばよいと思う。
そういえば、Award2008の「プロデュース能力」のセミナー、本日で締め切った。告知から1週間で満席になった。このテーマへの関心の高さが伺われる。セミナーにこれない人も本だけでも読んでみてほしい!
佐々木 直彦「プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動」、日本能率協会マネジメントセンター(2008)
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