【ほぼ日 読書日記】2008年11月24日
三連休に何冊か本を読んだ。
【22日】
武光 誠「「型」と日本人」、PHP研究所(2008)
【感想】
竹内靖雄先生の「日本人の行動文法」によると、日本人の行動文法のひとつに型を重視することがあるらしい。それが崩れつつあることが問題だという問題意識で、どのような型を身につければよいかを考えるというのは、昨年ブームになった品格の焼き直しではないかと思わせる。ただ、内容は捨てたものではない。なかなか、面白かった。
型といえば、こんな本が出ている。
日本ナレッジ・マネジメント学会「「型」と「場」のマネジメント」、かんき出版(2008)
型と場を組み合わせた仕組みづくりが日本型経営の本質だという意見には強く共感。究極の組み合わせだろう。武光先生の本に戻るが、型が崩れているのか、場がなくなっているのかは議論の余地があると思うけど。こっちの本は紹介記事を書く。
【23日】
この日はオフ。
野口 嘉則「心眼力-柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付) 」、サンマーク出版(2008)
をぱらぱらと読んでみた。すばらしい本であることは分かる。こんな内容をこれだけ滑らかに書くというのはすごいことだと思う。が、どうもあまり好きになれない。何か引っかかるものがある。書評を書くとすれば、SEO対策。
もう一冊読んだこちらがよかった。
本間 正人、浮島 由美子「できる人の要約力」、中経出版(2008)
本間さんの書かれる本はすっと入ってくる。相性か?
【24日】
川上徹也「仕事はストーリーで動かそう」、クロスメディア・パブリッシング(2008)
あまり期待せずに読んだ割には良かった。ためにかいた本だという印象はぬぐえないけど、結構、こういう内容をほしがる人はいる。物語がもっと使われるようになる一助にはなるんじゃないだろうか?
コメント