人間と組織をどのように理解するか
ジョージ・ボーク、デヴィッド・トンプソン(斎藤彰悟、池田絵実)「リーダーのためのメンタルモデル活用術―人間と組織を理解する70のモデル」、春秋社(2000)
お奨め度:★★★★1/2
古い本だが読んでみてびっくりした。こんな本があったのかと、、、
何がすごいかというと、マネジメントやリードで使う手法に対して、メンタルモデルという考え方を使って手法の使い方を説明している。このような本をしっかりと参考にしながら、手法スキルの習得をしていけば、少なくとも振り回されることはないだろう。
扱われている手法は
・自己マネジメントのモデル
・リードとマネジメントのモデル
・変革のモデル
・戦略と組織構造のモデル
・目標達成のモデル
・プロジェクト、経営基準とモデル
の6つのジャンルで、70にある。かつ、そのメンタルモデルは、状況を理解し、マネジメントする上でもっとも効果的であったという著者たちの経験を踏まえたものである。
例えば、リードとマネジメントのモデルであれば次の17である
・リーダーとマネジャー
・行動重視のリーダーシップ
・リーダーシップ・スタイル
・マネジメントの機能
・動機づけのプロセス
・人々を動機づけるものは何か
・X理論とY理論
・チームワーク
・チームの役割
・柔軟性を持った自主管理チーム
・チームブリーフィング
・個人別能力開発シート
・個人と能力のマトリクス
・トレーニングの三角形
・コーチング
・行動の修正
コンピテンシーの中で、パフォーマンスコンピテンシーを高めるために非常に効果のある一冊である。
1 自己マネジメントのモデル
2 リードとマネジメントのモデル
3 変革のモデル
4 戦略と組織構造のモデル
5 目標達成のモデル
結章 プロジェクト、経営基準とモデル
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