マネジャーは何を行うのか
D・クイン・ミルズ(アークコミュニケーションズ監修、スコフィールド・素子訳)「ハーバード流マネジメント「入門」 」、ファーストプレス(2006)
お奨め度:★★★★1/2
以前、ミルズの「ハーバード流リーダーシップ「入門」」を紹介したが、同じ著者のマネジメントの原理をかいた本。
この本では、経営学などのマネジメントの体系にとらわれず、マネジメントの原理を追及しようとしている。この本でマネジャーの役割としているのは
組織の方針を定める
計画を立て、予算を作成する
戦略を立てる
部下の業務を編成する
採用と人事配置を行い、インセンティブを与える
トレーニングと能力開発を行う
懲戒と解雇を行う
方針を定め、さまざまなプログラムを管理する
計画通りに予測可能な結果を出すように努力する
部下のモチベーションを高めて事業目標と達成する
予算を管理する
問題を解決する
といったことである。これらの項目に対して、事例やケースを交えながら、分かりやすく解説した本だ。非常に読みやすいし、役に立つ。
新任のマネジャー、プロジェクトマネジャーなどの専門職マネジャーなどには最適のマネジメント入門書である。
この本と一緒に読んでみたい
ヘンリー・ミンツバーグ(奥村哲史、須貝栄訳)「マネジャーの仕事」
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第1部 マネジメントの出発点(マネジメントを定義する
現代的組織におけるマネジメント
マネジャーと倫理)
第2部 カギとなるマネジメント業務(計画の策定と統制
戦略とマネジメント
チェンジ・マネジメント)
第3部 マネジャーの主な行動(意思決定
積極的な人材活用
チームへのエンパワーメント)
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