ナレッジワーカーのマネジメント
トーマス・ダベンポート(藤堂圭太訳)「ナレッジワーカー」、ランダムハウス講談社(2006)
お奨め度:★★★1/2
トーマス・ダベンポートが書いたナレッジワーカーのマネジメント本。
ナレッジワーカーが高いパフォーマンスを上げるにはどのような環境が必要かについてさまざまな視点から論じている。この分野のグルの一人であるダベンポートだけあって、内容は充実しているし、説得力も十分だ。
特に9章のナレッジワーカーのマネジメントは非常に有益である。
・知識労働をしながらナレッジワーカーを管理する
・知識労働のコミュニティを作る
・ナレッジワーカーをリテンションする
・知識スキルを教え、広める
・知識フレンドリーな文化を醸成する
・官僚主義の排除
ダペンポートは5~6年前に
「ワーキング・ナレッジ―「知」を活かす経営」、生産性出版(2000)
という本を書いている。ダペンポートの主張は、ドラッカーのいう知識労働と微妙に違うので、もし、知識労働に対するイメージがない人はこちらの本を併せて読んでみてほしい。
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