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2006年1月 3日 (火)

リーダーのためのとっておきの1冊

489451213009lzzzzzzz 石田淳(小阪裕司監修)「リーダーのためのとっておきのスキル」、フォレスト出版(2005)

お奨め度:★★★★

石田淳(小阪裕司監修)「リーダーのためのとっておきのスキル」、フォレスト出版(2005)4894512130

株式会社ウィルPMインターナショナルの石田氏が、自らのマネジメント理論である「IS行動科学マネジメント」についてまとめた書籍。

IS行動科学はパフォーマンスマネジメントの一種であるが、コンセプトも理解しやすく、非常に実行しやすい点がすばらしい。

書籍としては、最初にマネジメントに対する問題提起をし、それを解決するのがIS行動科学マネジメントであるという構成になっている。提起されている問題そのものはよく言われいていることが多いが、それらをある程度体系的にまとめている。これはあまり類を見ないのではないかと思う。行動科学のマネジメントにおけるカバー範囲が広いということの証でもあろうが、この部分だけでも一読に値する。

行動科学はマネジャーにとっては必須科目である。行動科学といえば必ず出てくる

「行動科学の展開―人的資源の活用」
https://mat.lekumo.biz/books/2005/04/post_1baf.html

といったバイブルもあるが、結構、難解である。また、パフォーマンスマネジメントについても、

「行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由」
https://mat.lekumo.biz/books/2005/10/post_22a9.html

といった読みやすい書籍があるが、体系が結構大きいので全体が把握できない部分も多い。このような分野をコンパクトにまとめ、独自の理論体系として纏め上げているので、非常に実用的である。マネジメントに悩むマネジャーには何度も繰り返し読んで欲しい1冊である。

第一章 マネジメントの『本当の問題』は?
第二章 マネジメントの常識は間違いだらけ
第三章 社員がみるみるやる気を出すとっておきのマネジメント
第四章 実践・IS行動科学マネジメント
第五章 永続的に使えるマネジメント

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