実務家が読める人的資源マネジメントのバイブル
ポール ハーシィ、デューイ・E. ジョンソン、ケネス・H. ブランチャード「入門から応用へ 行動科学の展開―人的資源の活用」、生産性出版(2000)
お奨め度:★★★★1/2
行動科学のバイブル。
経営学の大学や大学院で使うテキストと思うなかれ。ヒューマンリソースマネジメントに関して問題にあたったら、一度はこの本を紐解いてみるとよい。何かヒントが見つかると思う。
この本そのものが実践的というよりも、人的資源管理というのは、そもそも、そういう分野だという気もするが、実務家が読めるような書き方がされているのは明らかにこの本の卓越したところだ。
おそらく、この本で書かれているトピックスをこれだけ実務家向けに書いている本はほかにはないだろう。
<目次>
マネジメント―ある行動科学的アプローチ
意欲と行動
意欲を育む状況条件
リーダーシップ
リーダーシップ―状況対応アプローチ
リーダーの効果性決定
状況(環境)を診断する
状況対応リーダーシップ
状況対応リーダーシップ、意識、そしてパワー
人的資源の開発
建設的指導矯正
効果的関係の構築
グループ・ダイナミクス
状況対応リーダーシップの導入
計画と変革の実施
経営管理論の統合
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