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2006年1月27日 (金)

はぐらかしの達人になろう

453231259001lzzzzzzz 梅森 浩一「「はぐらかし」の技術」、日本経済新聞社(2006)

お奨め度:★★★★

小泉首相の答弁を見ていて、不思議なのは、明からの話をはぐらかしているのだが、後味が悪くないことだ。これがはぐらかしの天才といわれる所以だろう。

ところが一方で、誰とは言わないが、一回のはぐらかしに、それをどんどんと突っ込まれて、それが致命傷になった政治家もいる。

民主党が岡田党首だったころ、小泉首相との党首討論を見ていると、この「はぐらかし」が極めて重要だと感じさせる場面がよくあった。直球勝負だけでは身が持たない。

さて、この本は、いまや、ビジネス道のグルの一人になった雰囲気のある梅森 浩一氏が「はぐらかし」という一風変わったテーマで書いた本である。この本では、よいはぐらかしと、やってはならない悪いはぐらかしに分け、よいはぐらかしのテクニックを説いている。

なかなか、面白い。梅森氏がはぐらかしの基本テクニックとして進めているのは、大きくわけると「ずらす」ことと「力関係を利用すること」である。

ずらすテクニックとしては

1)目標をずらす

2)相手にずれてもらう

3)自分の気持ちをずらす

4)ずれたケースをあげる

5)言葉のイメージをずらす

6)キャライメージをずらす

の6つ、力関係を利用するテクニックとしては

7)説得力のありそうな人を出す

8)流行り言葉をちりばめる

9)具体的だけど本筋にあまり関係のない数字をあげる

10)経験の有無の差をつく

11)都合のいいようにまとめる

の5つ。これを読んで心当たりがあって、にやりと笑った人も少なくないだろう。よくぞ、ここまで体系化したという感じだ。

とりあえず、読んでみよう!

==========

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目次

PartⅠ.やってはいけない!
    相手を怒らせるダメなはぐらかし

PartⅡ.はぐらかしのテクニック(基礎編)

PartⅢ.はぐらかしの正しい利用法(応用編)

PartⅣ. はぐらかしへの「切り返し」法

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