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2005年10月28日 (金)

ザ・ゴール

447842040809lzzzzzzz エリヤフ・ゴールドラット(三本木亮訳)「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」、ダイヤモンド社(2001)

お奨め度:★★★★

A級のビジネス小説。

いまさらという気がしないでもないが、最近、事情があって読み直した。やっぱり、よい本です。

この本、どうしても手法解説本として読んでしまうが、制約論理の枠を超えてものの考え方や、企業とは何かを考えるのに有益な本だと思う。そんな視点でぜひ、一度読んでみたい。

続編も何冊かでている。

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エリヤフ・ゴールドラット(三本木亮訳)「ザ・ゴール2 ― 思考プロセス」、ダイヤモンド社(2002)

こちらは、制約論理の思考プロセスについて書いた本。を自分で体験したかのように理解できる」というウリ。「変化を起こし、実行に移すための手法」。思考プロセスは立体的な問題解決プロセスだが、確かに、これもストーリー形式で書かれているので、知らない間に理解できる。思考プロセスは特に制約論理に限らず、何にでもつかる。

447842044009lzzzzzzz エリヤフ・ゴールドラット(三本木亮訳)「チェンジ・ザ・ルール!」、ダイヤモンド社(2002)

で、第3弾がこれ。ERP開発会社を舞台にして、TOCを成功させる秘訣を書いている。タイトルの通り、ルールを変えてしまうことが必要という話。これは、システムを変える必要はないことを意味している。仕組みより運用ということだ。小説としてはこれが一番面白い。

447842045909lzzzzzzz エリヤフ・ゴールドラット(三本木亮訳)「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」、ダイヤモンド社(2003)

で、最後がこれ。クリティカルチェーンプロジェクトマネジメントについて書いた本。4冊の中で、この本が一番価値があるのではないかと思う。納期直前まで作業を始めない「学生症候群」、結局は無駄になる「セーフティー(時間的余裕)」など、通常のプロジェクトマネジメントの問題を洗い出し、その問題への対処を述べている。

思想的には、ムダの排除だが、PMBOKを持ってきても、何を持ってきても適用できる考え方であるところがミソ。

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