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2005年10月22日 (土)

氷山の水面下に潜む動機

82011816 デイビッド・マクレランド(梅津祐良、薗部明史、横山哲夫)「モチベーション―「達成・パワー・親和・回避」動機の理論と実際」」、生産性出版(2005)

コンピテンシーの概念の発明者であるデビッド・マクレランドによるモチベーション論の名著。

このマクレランドはコンピテンシーを理解する上での基本として「人間の能力は氷山のようなものである」という考えをとっている。水面上に見ることのできる氷山は、全体のごく一部であり、水面下の、目に見えない部分が、実は圧倒的に大きいというイメージである。

人間の「能力」も、実は水面下の見えない部分が支配的な影響力を持っていて、水面から上の部分は知識・技術・スキルといったもので、後から身につけることができ、またテストで簡単に測定できる。ところが、水面から下の部分は、よりその人の人間性に近い要素であって、外からは捉えにくい。また、水面から下の部分についても、より下に潜んでいる部分、たとえば基本的動機といったものほど重要であるという考えである。

このような能力観でのモチベーションについて論じた本である。

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