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2005年10月 7日 (金)

時間に遅れないプロジェクトマネジメントとは?

432009633901 Robert C.Newbold(石野 福弥監訳)「時間に遅れないプロジェクトマネジメント―制約理論の応用」、共立出版(2005)

TOCプロジェクトマネジメント(CCPM)初といってもよい実用書。オビにIBMの富永さんとシャープの坂井さんが、口をそろえて、プロジェクトマネジメントを「科学」することの重要性を、その視点からのこの本の重要性を唱えてられている。

どのあたりのことを指して言われているのか分からないが、この本がよい本であることは間違いない。実際に、PMBOKの導入の現場にいて、議論をしているときに、CCPMで提唱しているプラクティスが必要だという話はよく出てくる。その代表がバッファマネジメントである。その意味で、どんな流儀のマネジメントであっても、CCPMのプラクティスは押さえておくとよい。

CCPMの本は何冊かあるが、この本が一番分かりやすいし、TOCの原則が随所に入っているので、プラクティスの意味がよく理解でき、うまく使えるだろう。

制約条件という考え方を理解しておく必要があるが、それさえあれば、誰が読んでも役立つプロジェクトマネジメントの本になっている。

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目次

第1部
プロジェクトへの招待
技術者の視点
隠れたコスト
一般的な現状
プロジェクト管理の始点
Mirabilla

第2部
クリティカル・チェーンスケジュール
不確実性の管理
WIP衝突の解決
クリティカル・チェーンの特定
バッファの挿入
クリティカル・チェーン・プロジェクト計画

第3部
ザ・ゴール
スループット
グローバルな改善
プロジェクトのダイスゲーム
複数のプロジェクト

第4部
スケジュールとは
メジャーメント
クリティカル・チェーンへのてこ入れ
弱いリンク
インプリメンテーションのチェックリスト

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