リーダーとしてキャリアをかけた決断をどう乗り越えるか
ジョセフ・L. バダラッコ(金井寿宏、福嶋俊造訳)『 「決定的瞬間」の思考法―キャリアとリーダーシップを磨くために』、東洋経済新報社(2004)
お奨め度:★★★★
リーダーとしての意思決定は時として、キャリアをかけたものになることがある。たとえば、あたなが会社から、部下のリストラ計画があることを知らされる。部下の家庭事情などはよく分かっている。その場合、あなたは、その情報を得た時点で、部下に知らせるべきか、知らさざるべきかを悩むことになる。
今までの日本の会社であれば、こんな問題は一笑に付されていただろう。会社がすべてであれば、答えは決まっている。知らせる必要はないのだ。しかし、本当にそれでいいのだろうか?
このような場面は実際のキャリアの中では結構多い。この本はいくつものケースをもちいて、そのような状況におかれたリーダーはどのような思考をすべきかを議論している。
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