プロジェクトマネジメントではなく、プロジェクトの進め方が分かる1冊
是沢輝昭「プロジェクトの進め方がよくわかる本―仕事の効率と成果を高める95のヒント」、実務教育出版(1999)
お奨め度:★★★★1/2
先日、新橋の文教堂に行ったら、店長が変わったらしく、大量の本に、店長がお奨めポップメッセージを入れていた。そのメッセージを追いかけているうちに、コイツはタダモノではないと思った。
たとえば、
行動科学の展開
https://mat.lekumo.biz/books/2005/04/post_1baf.html
を平積みして、絶賛したコメントをつけているのだ。
それで興味を持って、店長コメントの本だけをずっと探していった。そこで、であったのがこの本。プロジェクトマネジメントの本については、出版社の人よりもよく知っていると思っていたが、この本は知らなかった。
で、手にとって、びっくり。メールマガジン「プロジェクトを成功させる仕事術」で言いたいことのオンパレード。
方法論を述べた本は掃いて捨てるほどあるが、その方法論が仕事をするときに押さえておくべきポイントを押さえるのに、どのように役立っているのかをきちんと書いた本は残念ながら、ほとんどない。あえてあげれば、プラントエンジニアリングの色が濃いが
プロジェクトマネジメント 成功するための仕事術―プロジェクトをリードする精鋭たちの経験とナレッジを集大成
https://mat.lekumo.biz/books/2005/05/__5583.html
くらいかなと思う。とても貴重な本だ。うむ、恐るべし、文教堂新橋店!見開き1項目になっているので、若干、物足らない気もするが、とりあえず、プロジェクトマネジメントというのが自分の仕事の中でどんな役割を果たすのかを理解するには十分だ。
手法(方法論)自体にはほとんどふれていないので、手法を覚えたい人には不向き。
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