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プロデューサーの本棚 Feed

2013年8月 6日 (火)

「イノベーション本」めったくりガイド

4798113336たぶん、この1年くらいでいい本がたくさん出ている分野の一つはイノベーションです。

イノベーションの本といえば翔泳社ですが、それ以外の出版社もこの1年くらいはずいぶん、刊行されています。

そこで、この記事では、名著、イノベーションマネジメント、イノベーション思考、イノベーション事例、トピックスの5つのカテゴリーに分け、読んだことのある本を取り上げました。

その上で、名著以外は、カテゴリーごとに1冊、お奨めを選びました。名著は選べませんので、すべてお奨めです。お奨めには、「●」がついています。それ以外は「・」となっています。


「ビジネス書の杜」や「プロデューサーの本棚」の書評があるものは書評へリンクしています。それ以外はアマゾンへリンクしています。

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2013年8月 1日 (木)

【プロデューサーの本棚】ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる

4883352838_2木村 健太郎、磯部 光毅「ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる」、宣伝会議(2013)

独自の発想法を街と森のメタファーを使って解説した一冊。

クリエイターの書いた本だけあって、表現が抜群にうまく、このメタファーに乗ると、うまくブレークスルーができそうな気がするとてもいい本だ。


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2013年7月30日 (火)

【プロデューサーの本棚】コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方

4873116198デイブ・グレイ、トーマス・ヴァンダー・ウォル(野村 恭彦監訳、牧野 聡訳)「コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方」、オライリージャパン(2013)

「コネクト」というコンセプトを中心におき、未来の企業の形態を、その兆候が見られる事例とともに描いた一冊。

コンセプトはシンプルであるが深く、実現は容易ではない。コネクトにたどり着くまでのステップも明確にしており、その意味でダニエル・ピンクが推薦の言葉として言っているように、ロードマップとなる本である。

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2013年7月28日 (日)

【プロデューサーの本棚】インテグレーティブ・シンキング

4532314704_2ロジャー・マーティン(村井 章子訳)「インテグレーティブ・シンキング」、日本経済新聞出版社(2009)

AかBか、二者択一を迫られることは実に多い。そこで、AとBの合理的な比較をし、どちらかを選ぶ。当然、その選択はメリットは大きいが失うものはある。このような意思決定でいいのだろうか?これが「インテグレーティブ・シンキング」の問題意識である。

この本を通してインテグレ―ティブシンキングの問題意識やメリット、思考方法に説明をするために、いくつかの例が紹介されている。

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2013年7月23日 (火)

【プロデューサーの本棚】ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

4837956661_4ダニエル・ピンク(大前 研一訳)「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」、三笠書房(2006)


ナレッジワーカーが活躍する「情報の時代」に変わる新しい時代として「コンセプトの時代」を提唱し、そのコンセプトの時代に活躍する人材像を描いた一冊。

ナレッジワーカーだと意識している人に次のステップとしてぜひ読んで欲しい。


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2013年7月 3日 (水)

【プロデューサーの本棚】課長塾 創造課 イノベーション実践ガイド

4822223833 日経ビジネス×日経BPビジョナリー経営研究所「課長塾 創造課 イノベーション実践ガイド (日経BPムック 日経ビジネス)」、日経BP社(2013)


日経ビジネスのムック「課長塾 創造課」。メインのタイトルは「イノベーション実践ガイド」である。おそらく、日本でイノベーション実践ガイドといえばアレックス・オスターワルダーの「ビジネスモデル・ジェネレーション」を思い浮かべる人が多いのではないかと思うが、そこはムックなので少し趣きが違う。

このムックはイノベーションを実践するときに、知っておくべきキーワードと知見を集めたようなムックになっている。なおかつ、イノベーションの範囲を非常に広範にとらえている。

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2013年7月 2日 (火)

【プロデューサーの本棚】20%ドクトリン サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生みだす法

4484131099_2 ライアン・テイト(田口未和訳)「20%ドクトリン サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生みだす法」、阪急コミュニケーションズ (2013)


3Mが考案し、グーグルがシリコンバレーに広めたことで知られる20%ルール(3Mでは15%ルール)について、その成功の秘訣をさまざまな事例から分析し、まとめた本。イノベーションに二の足を踏んでいる企業のマネジャーにぜひ読んで欲しい。勇気が得られるだろう。



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2013年6月 3日 (月)

【プロデューサーの本棚】リ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すか

4492533249_2 三品 和広、三品ゼミ「リ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すか」、東洋経済新報社(2013)

神戸大学経営学部の三品和弘先生が前作

三品和広「どうする? 日本企業」、東洋経済新報社(2011)」

のこれからの日本企業の生きる道として最後で提唱されている、リ・インベンションについて海外事例を中心にまとめた本。

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2013年5月 5日 (日)

【プロデューサーの本棚】アナロジー思考~「構造」と「関係性」を見抜く

4492556974 細谷功「アナロジー思考」、東洋経済新報社(2011)

著者が抽象的に考えることの原点だという、「アナロジー思考」について、例を多用して読者に伝えようとチャレンジした一冊。話があっちにいったり、こっちにいったりしている印象がある。本から何か知識を得たいと思って読むと物足らないかもしれないが、考えながら読む本としては、ストーリー、例ともに良くできた一冊だ。

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2013年5月 2日 (木)

【プロデューサーの本棚】ビジネスのためのデザイン思考

4492521909 紺野 登「ビジネスのためのデザイン思考」、東洋経済新報社(2010)

デザインに対する関心が高くなってきた。20世紀の工業デザインに変わり、21世紀の知識社会におけるデザインである知識デザインのあり方としての デザイン思考について述べ、さらに、デザイン思考に必要な3つの方法論として、エスノグラフィーなどの質的研究方法論、ビジネスモデルデザイン、および、 シナリオデザインについて解説した一冊。

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