PMstyle 2024年4月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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2014年1月

2014年1月21日 (火)

【コンセプチュアルスキル講座】正解のない問題をコンセプチュアルに解決する

Decision決断と判断はどう違うのかという議論があります。

判断は分析であり決断は意思決定であるとかいろいろな答えがありますが、その一つは、

決断はコンセプチュアルである
判断はコンセプチュアルではない

という答えです。

判断は極力、論理的、客観的に行います。ここでこの問題を難しくしているのは、論理的とはどういうことか、客観的とはどういうことかという問題です。


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2014年1月15日 (水)

【PMスタイル考】第77話:イノベーティブなチームをつくる

Term6◆日本にはチームはないという意見に対する反応

2014年第1回のPMスタイル考です。実は2013年年度の第1回(4月5日)にもチームについて書きました。

【PMスタイル考】第66話:チームになろうよう

この記事を書いたきっかけは、2012年の後半に齋藤ウィリアム浩幸さんという起業家が

齋藤ウィリアム浩幸「ザ・チーム (日本の一番大きな問題を解く) 」、日経BP社
(2012)

という本の中で、「日本にはチームがないのでシステムが作れない」という問題提起をされたことで、その通りだと思っているので書いた記事です。

この議論を仕掛けると、それは見当外れだという意見をよく聞きました。日本にもチームはあり、チームワークは欧米に比べると高いのではないかと言われている人と結構出会いました。

改めて日本にはチームがないという齊藤さんの指摘の適切さを認識することになったわけですが、チームワークが欧米より高いと言っている人は、斉藤さんとはチームというものに対する認識が違うのだろうと思います。



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2014年1月14日 (火)

コンセプトの時代に活躍するために!

Concept104フリーエージェント、モチベーション3.0、セールスと次から次へと新しい活動のあり方を提言しているダニエル・ピンク氏が、情報化時代の次のうねりを描き、話題を読んだ本があります。2006年に出版された「A While New Mind」という本で、日本では大前研一さんの翻訳で2006年に「ハイ・コンセプト」というタイトルで出版されています。

ダニエル・ピンクは情報化時代の次の時代は「コンセプトの時代(コンセプチュアル時代)」が来ると言い、それが現実のものになりつつあります。

この本で、コンセプトの時代はダニエル・ピンク氏は情報化社会では過小評価されがちだった鋭敏な感情や豊かな想像力を持つ人たちが時代をリードするだろうといい、

(1)デザイン
(2)物語
(3)調和
(4)共感
(5)遊び
(6)生きがい

という6つのセンスが「仕事上」の成功を収められるか、「生活」に満足を得られるかを大きく左右するだろうと指摘しています。まさに、多くの人がそのように感じる時代になってきています。

このようなセンスを生み出すのは、これまでとは違った新しい思考やアプローチで、「ハイコンセプト」、「ハイタッチ」だとしています。


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【PMスタイル考】第76話:良い製品とは何か

Seihin4◆計画的廃品化

今年最後のPMスタイル考になります。

今年はスマートフォンが普及した年でもありました。アップル社のiPhoneが日本の3つの大手キャリアで利用できるようになり、メディアが盛んに通信品質の比較を行いました。その結果は奇怪で、品質がよいとはどういうことなのかという疑問がわいてきます。

日本には安全神話と同じく、品質神話のようなものがあります。それは工場から出荷されるものは完璧なものであるとか、製品は壊れないといったものです。安全神話が神話に過ぎなかったように、品質神話も神話にすぎません。このことを象徴するのが計画的廃品化です。

今年、若くして亡くなったコラムニストの天野 祐吉さんの遺作となったコラム集

成長から成熟へ さよなら経済大国 (集英社新書)」、集英社(2013)

の最初に計画的廃品化という話が出てきます。

計画的廃品化とは、計画的に製品の価値をなくしてしまうことを意味しています。製品の価値(寿命)が永遠であればあっという間に市場は飽和してしまい、また、新しい技術による恩恵を受けることもできなくなります。だから、製品は計画的に廃品されるべきだという考えです。

前者の象徴とも思えるのが電球です。電球はエジソンが発明して以来、百数十年経っている技術で、封入する気体こそ変わっていますが、機能や技術は変わっていません。その電球は、電球は数十年前に業界をあげて1000時間で切れるように寿命が設定されたそうです(今は3000時間だと言われています)。これは市場を飽和させないためです。

ここ何年かでLEDライトが急速に普及してきて、4万時間の寿命で、電球の数十倍持つと言って得だと売っています。一見、すばらしい技術の進化のように思えますが、ひょっとするとこれは、すべて計画的された廃品化なのかもしれません。売値とユーザーの価値と電球(蛍光灯)との比較で寿命を決めているような気がしなくもありません。蛍光灯が1万時間といわれますので、蛍光灯の4倍になっているわけですが、価格もだいたいそんなところですね。

ところがLEDと電球が違うのは、技術的な成熟度です。LEDは故障が絶えず、また、照らし方にも課題があり、まだまだ、技術的に改良の余地があります。4万時間も寿命があるとそれらの課題を解決する技術発展の恩恵を受けることが難しくなります。

そこで出てくるのが計画的廃品化という話なわけです。


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2014年1月 5日 (日)

PMstyle年末年始キャンペーンについて

Fujisan1PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

本年もよろしくお願いいたします。

PMstyleでは、イノベーション・イニシアチブの読者の皆様への今年1年の感謝と皆様の新年の飛躍を願い、恒例の年末・年始のキャンペーンを行っています。キャンペーンの内容は、

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2013年12月27日~2014年1月10日の間、すべての講座を半額でお申込み戴ける
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というものです。申込の際に、備考欄に「年末年始キャンペーン」と書いてお申込みください。セミナー料金の請求の際に半額にさせて戴きます(受講登録メールの金額は、通常の通りになっています)。

対象となるセミナーは、下のリストの中の□印のセミナーです。ぜひ、この機会にPMstyleセミナーを体験戴ければ幸いです。

なお、申込には、PMstyleの会員登録が必要になります。会員登録はこちらです。
 http://pmstyle.biz/toroku.htm

申込に当たっては以下の点をご了承ください。

※注1 他の割引(早割、複数割)との併用はできません
※注2 開催最低人数に達しない場合は開催されない場合がありますので、ご了解ください。

また、今年は、メルマガセミナーを作りました。こちらも割引の対象となっています。

さらに、(株)スタイリッシュアイデア様とコラボレーションしています

「プロダクト・フューチャーセッション「よい製品とは何か?」」

についても割引の対象になっています。申込はPMstyleセミナーと同じ要領で、備考欄に「年末年始キャンペーン」と書いてお申込みください。なお、(株)スタイリッシュアイデア様の他のセミナーは割引対象になりませんので、ご了解ください。

※コンセプチュアル仕事塾は好川の個人的な活動につき割引の対象になっていません。


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  もうすぐ開催される講座
    http://pmstyle.biz/smn/list_kettei.htm#kaisai

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■これからの時代のリーダーとして、「ひとつ上」の仕事を目指す
   「リーダーのためのコンセプチュアル仕事塾
                      (1/9~2/27)【ナイトセミナー】 

□コンセプチュアルな思考について学ぶ
   「コンセプチュアルに考える技術」(1/15)

□「よい製品」をフューチャーセッションで考えよう
   「プロダクト・フューチャーセッション「よい製品とは何か?」」

  <東京開催> 1/17 19:00~21:00   
    1月17日
        http://www.stylishidea.co.jp/seminar/product_futuresession_140117/

  <大阪開催> 1/20 19:00~21:00   
    http://pmstyle.biz/smn/product_futuresession.htm

□不確実性の高い仕事ではコンセプチュアルな計画が不可欠であり、ポイントを解説
   「コンセプチュアルな計画とそのポイント」(1/23)     

□防御的なリスクマネジメントから、プロアクティブなリスクマネジメントに進化
   「リスクをとるリスクマネジメント」(1/24)

□マネジメントセンスのよい人が身につけているコンセプチュアルスキルを習得
   「マネジメントセンスを高めるコンセプチュアルスキルトレーニング
                     【メルマガセミナー】 (1/25)

□「何を信じ、何を行うかの決定に焦点を当てた、合理的で内省的な思考」を学ぶ
   「クリティカルシンキング~考え抜く技術」(1/29) 

□シナリオを描いた未来を実現するプログラムマネジメントを学びます
   「未来を実現するプログラムマネジメント」(1/30)



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