小川 進、平井 孝志「3分でわかる クリティカル・シンキングの基本」、日本実業出版社(2009)
お奨め度:★★★★★
問題解決のための三位一体の思考法として、「ロジカル・シンキング」、「ラテラル・シンキング」と並ぶ「クリティカル・シンキング」を扱った日本実業出版社の「3分でわかる」シリーズ。
正しく考えるロジカルシンキング、正しく発想する「ラテラルシンキング」が「正しく」できるには、「正しく疑う」クリティカルシンキングが必須だとし、その「心構え」、「疑うコツ」、「訓練法」について述べている。
堀 公俊、 加藤 彰「ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり」、日本経済新聞出版社(2008)
お奨め度:★★★★1/2
ワークショップという言葉を日常的に耳にするようになってきた。ワークショップはすばらしいという効能もだんだん言われるようになってきた。そこで、やろうと思うと、「さて、、、」となるのではないかと思う。イメージはなんとなくあるが、具体的にどうすればよいか全くわからないので、戸惑う。こんな話も時々、聞くようになった。
そこで、この本。ワークショップのプログラムに焦点を当て、どのように設計するかから、ちょっとした小技(アクティビティ)まで、体系的にまとめられている。
高橋 浩一「レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング」、日本実業出版社(2009)
お奨め度:★★★★★
日本でのシステム思考のエバンジェリストの一人、高橋浩一さんのシステム思考の書籍が出た。
システム思考をやっている人と話をしていると、他のフレームワークと組み合わせることを嫌う人が多い。そのために、どうしても、教科書的な感じの本が多いのだが、そんな中で、この本は、システム思考と他のフレームワークを組み合わせる提案をしている。その意味で、日本で初めての実践的なシステム思考の本だと言っても良いだろう。
佐々木 直彦「大人のプレゼン術 自分と相手がワクワクドキドキする10か条」、PHP研究所(2005)
お奨め度:★★★★
2005年7月の出版。一風変わったプレゼンテーションの本。こんなつかみで始まる。
(1)いま、やりたいことをやっていますか?
(2)応援してくれる人はいますか?
(3)毎日楽しいですか?
(4)会議で自分の意見が通りますか?
(5)好きな人と夢を共有できますか?
(6)お客さまとうまくいっていますか?
(7)周囲から一目置かれていますか?
(8)セクシーで論理的なビジュアルを使ってプレゼンできますか?
(9)未来がひらけていくと信じられますか?
これらをすべて「YES」にできる10か条があります。
神川 貴実彦編著「コンサルティングの基本」、日本実業出版社(2008)
お薦め度:★★★★
1冊でコンサルティング業界とコンサルタント、そしてコンサルティングプロジェクトの進め方をまとめたハンドブック。
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