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2007年4月 6日 (金)

コーポレートファイナンスを勉強しよう!

482224525x_01__aa240_sclzzzzzzz_v4483658 リチャ4822245268_01__aa240_sclzzzzzzz_v4483617ード・ブリーリー、スチュワート・マイヤーズ、フランクリン・アレン(藤井眞理子、国枝繁樹訳)

コーポレート ファイナンス第8版(上)

コーポレート ファイナンス第8版(下)

日経BP社(2007)

お奨め度:★★★★1/2

コーポレートファイナンスのバイブル中のバイブル。1981年の刊行以来、8版を重ねている。

この版の特徴は、コーポレートガバナンスを解説した章ができたことだ。「コーポレートガバナンスと企業支配権(34章)」。ご時勢として、ビジネスマンはこの話題は避けて通れない

その意味で、特に、コーポレートファイナンスの専門家以外の人にお奨めしたい本だ。コーポレートガバナンス以外にも、ポートフォリオ理論、プロジェクトファイナンス、リアルオプション、NPV、リスクリターンなどビジネスのさまざまな場面で出てくる理論だが、普通の本であれば、概念だけか、難しい数式が並ぶ説明しかないような話。ところが、この本では簡単な数学の知識があれば「意味」が分かるような説明がされている。これは素晴らしいのひと言に尽きる!

今回から新たに加わった「ファイナンス・イン・ザ・ニュース」も、素人にも読んでいて楽しいし、クイズもある。

値段(上下で1万円)を考えると、ちょっと高い気もするが、一冊もっておいて、1年くらいかけてちょっとずつ読んではどうだろうか?

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2006年7月29日 (土)

トリックスター

449265385601 『週刊東洋経済』村上ファンド特別取材班「トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇」、東洋経済新報社(2006)

お奨め度:★★★

東洋経済新報はインサイダー事件以前から、ずっと村上ファンドを追いかけて、時々、面白い記事を出していたが、その集大成。

例の逮捕前の会見から始まり、そのあと、人脈の分析がある。その後、時間を追った村上の活動の紹介、あるいは、評価をしている。

報道では分からないことがたくさんでてきるので、読む価値のある本だが、ひとつ、オリックス宮内の話が報道されている程度にしかでてこない。これはがっかり。

今まであまり興味がなかったが、非常に興味深い人物だ。どのような判決ができるかわからないが、彼のやったことの評価が社会的に定着するのは、もう10年くらいはかかるのではないかと思う。

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