発想法のマイ・バイブル
マイケル・マハルコ(ナビゲーター:加藤 昌治、齊藤 勇 監訳監訳 小沢 奈美恵、塩谷 幸子訳)「アイデア・バイブル」、ダイヤモンド社(2012)
お奨め度:★★★★★
ビジネス書は乱造されている。新しい本を買っても、ちょっと視点を変えて目新しさを打ち出す本が出てくると、飛びつきたくなる。残念ながら、自分の関心の強い分野であればあるほど、そのような傾向がある。
自分が飯を食っている分野であれば、このような反応は必要である。その本を読んでいる人と出会ったときに、話題についていけないのはまずい。
しかし、単なる興味や、一般常識として見ている分野であれば、これはお金も読む時間も無駄遣いだ。
どうすればよいか?自分にとってのバイブルを見つけることだ。発想法のバイブルになる一冊。
この2~3年、発想法の本がどんどん、出ている。ブームなのだろう。僕は、この何年か、発想法の本を真剣に読んだことはない。クリエイターのように発想という活動そのものがメシの種になっているわけではないという理由もあるが、読む必要性を感じていないのが大きい。
その理由は、ある会社の研修でこの本を使ったことだ。
マイケル マハルコ(斎藤 勇、塩谷 幸子、小沢 奈美恵訳)「アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング」、ダイヤモンド社(1997)
本自体は、偶然見つけたのだが、本当に素晴らしい本で、僕にとっては発想法のバイブルになり、何度も読み返している。原書の刊行は1991年なので、もう20年経っている。こういう分野でも、まったく古くない。
その第2版が登場した。2006年に出版されたものの翻訳だ。うれしい。
第2版で紹介されている手法は、以下の38種類。
(1)チック・タック
(2)ワークアウト
(3)課題は何か?
(4)ガイドライン
(5)根本を疑う――「前提逆転」発想法
(6)属性に切る――「属性列挙」発想法
(7)分割する――「さくらんぼ分割」発想法
(8)代替する――「SCAMPER」発想法
(9)強み/弱みを知る――「プロ/コン」発想法
(10)パラメーターを設定する――「アイデア・ボックス」発想法
(11)ポジショニング・マップ――「アイデア・グリッド」発想法
(12)視野を広げる――「マンダラチャート」発想法
(13)チェックリスト――「フェニックス」発想法
(14)自らを見直す――「ビジネスドメイン・マトリクス」発想法
(15)未来シナリオを描く――「シナリオ・プランニング」発想法
(16)大胆な飛躍――「ブルートシンク」発想法
(17)先人の知恵――「賢人会議」発想法
(18)属性を絞る――「オポチュニティ・サークル」発想法
(19)視覚的思考――「パターン・ランゲージ」発想法
(20)耳を傾ける――「クレバー・トレヴァー」発想法
(21)α波――「リラックス・テクニック」
(22)青い薔薇――「直感力」
(23)ユーリカ!――「インキュベーション」
(24)類推する――「アナロジー」発想法
(25)もしも話――「フィクションストーリー」発想法
(26)論理を超える――「パラドックス」発想法
(27)アイデアの宝庫――「夢日記」発想法
(28)潜在意識からのメッセージ――「ダ・ヴィンチ・スケッチ」発想法
(29)入眠時幻視――「ダリ・テクニック」発想法
(30)幻視の旅――「シナリオ・ジャーニー」発想法
(31)潜在意識の人格化――「メンターズ・トーク」発想法
(32)象形文字――「死者の書」発想法
(33)アイスブレーク
(34)ブレーンストーミング
(35)ブレーンストーミング・バリエーションズ
(36)帰来の創造性
(37)フィードバック
(38)すべては人間が作り出す
各発想法の具体的な実践方法の説明は一段と詳細になり、具体的になっている。第1版もよいと思っていた点が、ますます、充実している。また、使う道具が現代的になっている。
第1版が好きだった理由は、単に読んでいて、楽しいからだ。その点が、ますまず、強化されている。
この話にはオチがある。発想法の本は真剣に読んだことがないと書いたが、唯一の例外があって、加藤 昌治さんの考具だ。
加藤 昌治「考具―考えるための道具、持っていますか?」、阪急コミュニケーションズ(2003)
さっと、さっと読んだら、よくできて、面白かったので、何度か読み直した。アイデアのおもちゃ箱の第2版は、その加藤さんが解説を書かれている。
その理由は、ある会社の研修でこの本を使ったことだ。
マイケル マハルコ(斎藤 勇、塩谷 幸子、小沢 奈美恵訳)「アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング」、ダイヤモンド社(1997)
本自体は、偶然見つけたのだが、本当に素晴らしい本で、僕にとっては発想法のバイブルになり、何度も読み返している。原書の刊行は1991年なので、もう20年経っている。こういう分野でも、まったく古くない。
その第2版が登場した。2006年に出版されたものの翻訳だ。うれしい。
第2版で紹介されている手法は、以下の38種類。
(1)チック・タック
(2)ワークアウト
(3)課題は何か?
(4)ガイドライン
(5)根本を疑う――「前提逆転」発想法
(6)属性に切る――「属性列挙」発想法
(7)分割する――「さくらんぼ分割」発想法
(8)代替する――「SCAMPER」発想法
(9)強み/弱みを知る――「プロ/コン」発想法
(10)パラメーターを設定する――「アイデア・ボックス」発想法
(11)ポジショニング・マップ――「アイデア・グリッド」発想法
(12)視野を広げる――「マンダラチャート」発想法
(13)チェックリスト――「フェニックス」発想法
(14)自らを見直す――「ビジネスドメイン・マトリクス」発想法
(15)未来シナリオを描く――「シナリオ・プランニング」発想法
(16)大胆な飛躍――「ブルートシンク」発想法
(17)先人の知恵――「賢人会議」発想法
(18)属性を絞る――「オポチュニティ・サークル」発想法
(19)視覚的思考――「パターン・ランゲージ」発想法
(20)耳を傾ける――「クレバー・トレヴァー」発想法
(21)α波――「リラックス・テクニック」
(22)青い薔薇――「直感力」
(23)ユーリカ!――「インキュベーション」
(24)類推する――「アナロジー」発想法
(25)もしも話――「フィクションストーリー」発想法
(26)論理を超える――「パラドックス」発想法
(27)アイデアの宝庫――「夢日記」発想法
(28)潜在意識からのメッセージ――「ダ・ヴィンチ・スケッチ」発想法
(29)入眠時幻視――「ダリ・テクニック」発想法
(30)幻視の旅――「シナリオ・ジャーニー」発想法
(31)潜在意識の人格化――「メンターズ・トーク」発想法
(32)象形文字――「死者の書」発想法
(33)アイスブレーク
(34)ブレーンストーミング
(35)ブレーンストーミング・バリエーションズ
(36)帰来の創造性
(37)フィードバック
(38)すべては人間が作り出す
各発想法の具体的な実践方法の説明は一段と詳細になり、具体的になっている。第1版もよいと思っていた点が、ますます、充実している。また、使う道具が現代的になっている。
第1版が好きだった理由は、単に読んでいて、楽しいからだ。その点が、ますまず、強化されている。
この話にはオチがある。発想法の本は真剣に読んだことがないと書いたが、唯一の例外があって、加藤 昌治さんの考具だ。
加藤 昌治「考具―考えるための道具、持っていますか?」、阪急コミュニケーションズ(2003)
さっと、さっと読んだら、よくできて、面白かったので、何度か読み直した。アイデアのおもちゃ箱の第2版は、その加藤さんが解説を書かれている。
なるほどだ。
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投稿: mineral-kenitex-nano.com | 2015年7月 2日 (木) 08:38