職人について考えさせられる本【ほぼ日読書日記 2009年9月5日】
平成建設の本が出ていたので、読んでみた。むかし、カンブリア宮殿でみて、内製化を売りにして、いろいろと興味深いことをいわれていたのがちょっとだけ印象に残っている会社。
その社長の書かれた本。
秋元 久雄「高学歴大工集団」、PHP研究所(2009)
経営論としてはそれなりのものだと思うが、期待していた内容とは少し違った。大工というのはもう少し、技術とマネジメントの融合した活動ができるものだと思っているのだが、そうでもないのかもしれない。この本を読む限り、高学歴である必要は感じなかった。
大工さんというと、自分が家を建てて貰うときくらいしか縁がないので事情はよくわからないが、製造業を想定するとこういう仕組みというのはそんなに特別なものではないような気がする。
ただし、目指しながらもできていない企業が圧倒的に多く、その意味で、成功事例として、この本に書かれているいろいろなポイントは非常に参考になるように思う。
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