社会起業に目覚める【ほぼ日読書日記 2009年8月6日】
なぜか、知り合いに社会起業なるものに取り組んでいる人が結構いる。その人たちが取り上げられた本を送ってきてくれたり、会うとよく話題になるので、興味も出てきて、結構、本を読んでいる。
10冊は読んでいると思うが、この本を読んでずっと疑問に思っていたこれまでの世界とのリンケージが見えたように思う。
ベン・コーエン、マル・ワーウィック(斎藤 槙、赤羽 誠訳)「ソーシャルビジネス入門 「社会起業で稼ぐ」新しい働き方のルール (The Social Venture Network Series) 」、日経BP社(2009)
ソーシャルイノベーションは価値と機会と手法のバランスが問題だと思う。バランスを欠くと、B級戦略ビジネスになってしまう。事例本は数多くあるが、このような視座を持って事例を学んだときに、納得できない部分があるというか、はっきりいうとバランスを欠いていて、ちからわざで起動に載せたようなイメージのものが多い。そのため、従来のビジネスとどのように位置づけていけばよいかが分からないままだった。
この本は、そこをかなり、分析的に書いてあるので、分かりやすく、ヒントになる点が多かった。
コメント