問題解決のアートとサイエンス【ほぼ日読書日記 2009年8月5日】
読み出したら、面白くなって、途中で熟読モードに切り替え。一気に最後まで読んでしまった。
清水 久三子「プロの課題設定力」、東洋経済新報社(2009)
コンサルタントにとっては、課題はツールであり、思いっきりポジティブであるが、実務をやっている人にとっては課題は微妙。よいリーダーは、課題をポジティブに捉える。この代表がトヨタの改善だ。
ただ、問題解決力と課題設定力のどちらが重要だという話しではないような気がする。より大きなレベルの問題解決の中で、問題解決力と課題設定力はサイエンスとアートのような位置づけ。難しいのは間違いなく、課題設定力が難しいが、どっちも重要。
アートだからこそ、体系的なアプローチをしているこの本の価値がある。リーダー必読。
もう一冊。
僕はセミナーのタイトルを決めるときは、まずは自分で考え、そのタイトルで検索し、その後で推敲するようにしている。今回、企画したセミナーは「プロジェクトマネジャーのためのマネジメント基礎力」。
なんと、造語のつもりだったマネジメント基礎力という本があった。なんと、ユニークな切り口で本を書かれるので、おおよそ、読んでいる中西晶先生の本ではないか!
一応、アマゾンで購入してさっと目を通した。問題意識は同じ。中西先生は基本ではなく、現場マネジメントの基礎的実践力という位置づけだ。僕の企画したセミナーも、プロジェクトマネジメントの基礎となるマネジメント力。若干、視点は違うので、内容はかなり違うが、視座はほぼ同じ。心強い。
中西 晶、家田 武文「マネジメント基礎力―はじめてリーダーになる人の本」、エヌティティ出版(2009)
ちなみに、セミナーはこちら。
〓【開催概要】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆プロジェクトマネジャーのための「マネジメント基礎力」講座
日時:2009年9月28日(月) 10:00-18:00<7PDU>
場所:ヴィラフォンテーヌ汐留コンファレンスセンター(東京・港区)
講師:好川哲人(エムアンドティコンサルティング)
詳細・お申込 http://www.pmstyle.biz/smn/management_basics.htm
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