ファシリテーションに魂を入れる【ほぼ日読書日記 2009年8月16日】
お盆の最後の日を使ってじっくりと読んだ。
エドガー・H・シャイン(金井壽宏監修、 金井真弓訳)「人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則」、英治出版(2009)
プロセスコンサルテーションそのもの、あるいは、その中でもっとも重要な支援関係に焦点を当てた本。すばらしい!
シャイン先生のプロセスコンサルテーションの本を最初に読んだのはこれ。
エドガー・シャイン(稲葉 元吉、岩崎 靖、稲葉 祐之訳)「新しい人間管理と問題解決―プロセス・コンサルテーションが組織を変える」、産能大学出版部(1993)
当時はほとんど注目されていなかった。そのあと、
エドガー・シャイン(稲葉 元吉、尾川 丈一訳)「プロセス・コンサルテーション―援助関係を築くこと」、白桃書房 (2002)
かなり、実践的な内容になってくる。
ファシリテーションがはやってきたのはこのあとだ。プロセスコンサルテーションと比較すると、あまり、深みというか、哲学を感じない。プロセスコンサルテーションの持つ哲学の部分をきちんと整理して取り出したのが、この本。ファシリテーションに関与している人は必読だな。
コメント