宋 文洲と藤巻 幸夫の新刊を読む【ほぼ日読書日記 2009年7月24日】
またまた、ため日記になってしまった。
7月21日に東京に移動。この際に読んだ本。
長野慶太「TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則」、草思社(2009)
この本は、次のプレゼントです。事情があって、先に紹介記事をかいているので、そちらを読んでください。
もう、一冊。
徳谷 昌勇「監査役の条件―8つの新発想でリスクマネジメントを使いこなす」、東洋経済新報社(2009)
この本は、監査役の活動を念頭において、内部統制のリスクマネジメントをとても丁寧に解説してあるので、非常に参考になった。
プロジェクトマネジメントでは、プロアクティブリスクマネジメントが常識であるが、経営組織の内部統制でも、そのような方向に向かっていくことが、明確に分かり、よい本。
東京滞在中は全く本を読まず。24日に京都に戻る新幹線の中で、東京で買った本を2冊読む。
宋 文洲「社員のモチベーションは上げるな!」、幻冬舎(2009)
相変わらずの宋文洲流。
彼のすごいところは、あまり人が言わないような視点から言っていること。この本言っていることはスポンサーシップ論(内発的動機論)である。が、彼独特の視点から書かれているので、たいへん、印象に残る。書籍タイトルも相当なものだが、たとえば、
「ホウレンソウ」の徹底が責任転嫁を生む
という指摘があって、これを下手にやると、責任逃れが蔓延するような組織になってしまうと言っている。こういう現実をみた指摘がやまほどあって、それぞれについて解決策を述べている。それをすべて併せてみると、結局、最近注目さてているスポンサーシップということになる。
もう一冊。こちらも、ファンの多い著者。
藤巻 幸夫「絶対に仕事が楽しくなる ポジティブシンキングの授業 (ビジネスマンの学校)」(2009)
最近、凝っているポジティブ心理学の実践として一つ一つの項目が非常に参考になった。グッドジョブ。最近の何冊かと比べると、この本に書いてあることはその気になれば誰でもできることが多い。それは藤巻さんだからできるんでしょというようなことがあまり書かれていない。
誰でもできるというか、似て非なることをやっているのを、ちょっと気持ちを切り替えてやるといいよって教えてくれる。この辺が、授業なるゆえんだろうか。
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