トレードオフの本質に迫る【ほぼ日読書日記 2009年5月13日】
今日は、MBAプロジェクトマネジメントのセミナーの後で、アクションラーニングに関する打ち合わせ。そのあと、食事をして本を読み出す。
一冊目は山形ワールド。とりあえず、山形さんの本は読んで見ることにしているが、この本もそんな感じで読む。何よりもタイトルに感動。本当に山形さんは訳本のタイトルをつけるのがうまいよなあ。
ハロルド・ウィンター(山形浩生訳)「人でなしの経済理論-トレードオフの経済学」、バジリコ(2009)
トレードオフの入門書だが、社会問題に応用しているので、金銭換算できない問題でトレードオフを考えるときのヒントがたくさん掲げられてる。マネジャーは読んでみるといいだろう。これは、恐ろしくいい本ではないかと思う。これは、ぜひとも、紹介記事を書きたい。
もう一冊。読んだとはいえないが、ぺらぺらとみた。
スティーブン・ブランク(渡邊 哲、堤 孝志訳)「アントレプレナーの教科書」、翔泳社(2009)
これもいい本。新規事業開発について、オーソドックスだが、実践的な解説がある。この本の一部について書いた本は結構多いが、意外とこの分野を体系的に書いた本というのは少ない。
まさに、クリエイティビリティ+コンシステンシーの実践的ガイド本。書評を書きたいタイプの本ではないので、たぶん、書かないが、日本の本では類書はないので、新規事業マネジャーや、プロジェクトマネジャーにはぜひ目を通してほしい。
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