【ほぼ日 読書日記】2009年4月24日
昨日、今年度のテーマとして結構気合いを入れている「プロジェクト憲章」のセミナーを開催。この準備に集中していて、本を読まなかったので、久しぶりの日記。
今日は東京・某社でプロジェクト監査。
インタビューとか、プロジェクト計画書、マネジメントログの精査など、結構、頭が疲れる活動で、終わったらぐったり。
京都に戻る新幹線の中で、ある本を読んで元気になった。これ。
堀内 浩二「必ず最善の答えが見つかる クリエイティブ・チョイス」、日本実業出版社 (2009)
知識や情報との対話をしながら、編集で自分のロジックを作るというのは大変、難しいことだと思う。
これを極めているのはやはり、松岡正剛さんの「セイゴウ知文術」なる方法だと思う。この方法に基づき展開されている「千夜千冊」は芸術的だとさえ思える。
堀内さんもスタイルは違うが、この世界を目指しているように見える。そんな目で見ると、前作の
堀内 浩二「リストのチカラ」、ゴマブックス(2008)
からずいぶん、進化しているように思う。また、前作に比べると、言っていることも共感できる部分が多い。ベースはクリティカルシンキングのように見えるが、事例やフレームの使い方が効果的で、「クリエイティブチョイス」として読める。
この本で、少し、元気になり、もう一冊、読み出す。
小笠原 泰、重久 朋子「日本型イノベーションのすすめ」、日本経済新聞出版社 (2009)
最初はまじめに読んでいたが、途中でつらくなって、半分くらいは事例だけ、拾い読み。かいてあることは、結構、そうだそうだと思いながら読み進んでいったのだが、途中で何を言いたいのかわからなくなった。
こういう本を書くなら、もう少し概念化のフレームをきちんとしてほしいなと思う。まあ、こういう概念化の方法が日本的であるといえば、いえなくもないかも。
フレーミングとして自己概念の違いから論じているのは、大いに共感できる。今日は疲れていたので、もう一度、ちゃんと読み直してみようと思う。
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