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2009年3月14日 (土)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月13日

平日では珍しく、事務所で一日仕事をした。

となると、やらなくてはならないことをほっといて、本を読んでしまう(苦笑

ジョン・コッター(村井 章子訳)「企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか」、日経BP社(2009)

ジョン・コッターの新作。今までの変革の話とは切り口を変えているが、基本的に言っていることは同じ。

コッターの話は、理路整然としており、理論としては納得するのだが、落ちない気がするのはなぜだろうか。

大学院で

ジョン・コッター(梅津 祐良訳)「変革するリーダーシップ―競争勝利の推進者たち」、ダイヤモンド社 (1991)

を読んだときには、すごい衝撃を受けた。このあと、何冊も出た本を読んだが、なかなか、この本ほど印象に残ったものがないし、何か気持ち悪い。唯一、違う感覚だったのが、

ジョン・コッター、ホルガー・ラスゲバー(野村 辰寿、藤原 和博訳)「カモメになったペンギン」、ダイヤモンド社(2007)

実は僕が同じような読後の感覚を持つのが、柴田昌治さん。ご多分に漏れず、

柴田 昌治「なぜ会社は変われないのか―危機突破の企業風土改革」、日本経済新聞社(1998)

で共感を覚えファンになったのだが、そのあとは、そうだなと納得しながらも、共感できない。両者の共通点はなんだろう?

さて、共感というなら、思いっきり共感できた本を読む。

キム・ソンファン「絶対肯定―成功をつかむ人のマインド」、東洋経済新報社(2009)

日本語で書かれた本みたいなのだが、絶対肯定という言葉は宗教用語なのだろうか?日本人がこういう考え方ができないのはなぜだろうかと考え込んでしまった。

この本を読んでいて、思い出して引っ張り出してきた本。

山口浩「リスクの正体!-賢いリスクとのつきあい方」、バジリコ(2009)

リスクマネジメントを大変独創的に、わかりやすく書いてあり、おもしろかった。日本人はリスクを考えないと言われてきた。だからといって、絶対肯定というのはもっとも苦手とする考え方なのだ。ここが興味深い。

絶対肯定をするからリスクを考えるべきなのか?リスクを意識したくないから、絶対肯定はしないのか?

むう、、、

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