【ほぼ日 読書日記】2009年2月8日
2月5日に触れた本のコメントはまだ。2~3回読み直したが、まだ、よくわからない部分がある。深い。
さて、今日はまず、これ。取り上げられている方の一人から頂戴した。
福沢 恵子監修、日本能率協会マネジメントセンター編「私の仕事道 トップ女性10人のジグザグキャリアから学ぶ!」、日本能率協会マネジメントセンター(2009)
とりあえず、送ってくれた人の話を読んで、あと何編か読んでいるうちに、うんざりしてきて、最後まで読めなかった。僕はそもそも、「私の履歴書」をあまりおもしろいと感じない人なのでそのせいかもしれないし、ジェンダーダイバーシティをそんなに重要な課題だと思っていないのでそのせいかもしれない。
がんばれ、女性って感じの本だが、日本には意外と、男性が女性をどうみているかを書いた本が少ない。訳本だと結構ある。ビジネス書の杜でも何冊か紹介している。たとえば、これ。
パット・ハイム、スーザン・ゴラン(坂東智子訳)「会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)
日本の女性市場に向けて作られた本は、女性に対するかなりステレオタイプな前提のもとに作られているように思える。だが、この本の登場人物のような女性たちが出現しているのだから、そろそろ、ものごとを客観的に眺めてみる時期にきていると思うが、、、
まあ、本としては、ステレオタイプの方が売れるのだろうけど、、、
それから、先週、比較的古い本を貰ったのでそれも読んだ。
岡野 雅行「メシが食いたければ好きなことをやれ!―世界一の職人が教える「自分ブランド」「人づきあい」「心丈夫」の方法」、こう書房(2008)
20代の若者へのメッセージ。思いっきり、岡野節です。同じ内容の本を、30過ぎのライターが書いたら、読んでいるうちにゴミ箱に放りたくなると思うが、やっぱり、岡野さんの本だと思うと、説得力がある。これはプロデュースにつながっていく話だな、きっと。
報告書かきのために、この本を読み直した。
今村 龍之助「ドラッカーとトヨタ式経営―成功する企業には変わらぬ基本原則がある」、ダイヤモンド社(2008)
この本、紹介記事を書いていないが、よい本だ。出た直後に読んだときには、内容はともかく編集の良さに気がつかなかったが、読み直してみるとすごい編集の本だ。書いてあることはほとんどどこかで読んでいることだが、編集だけでインスパイアされているような気がする。そう思うと、そもそも、ドラッカーとトヨタ経営を結びつけるセンスがすごいなあ。
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