【ほぼ日 読書日記】2009年2月3日
強烈におもしろかった。っていうか、はまったというべきか。一気読み。小泉純一郎と麻生太郎はどちらがこわいか。この議論につきると思う。
田中 和彦「威厳の技術 上司編 (幻冬舎新書) 」、幻冬舎(2009)
日本人は形から入るというのは、守破離という思想でよく説明されるが、形からはいってよいものとそうでないものはある。
そうでないものの一つは、リーダーシップをはじめとする対人影響系の行動。守破離というのはもともと内面的な深まりを意味することなので、ある意味で当たり前か。
この本の中でも指摘しているが、「やさしい」上司、親しみのある上司というのが時代の流れである。ただし、このスタイルの突破は「優しいけど、尊敬され、命令以外の形で統制できる」ということだ。サーバントリーダーシップのような議論はあるが、統制を抜きにしては危機になると組織は成り立たない。表にでなくても、サスティナブルな組織であるための条件に統制というのは必ず必要だ。
やさしくなって部下からなめられているようでは話にならない。僕が会社に入った頃と比べると、なめられ度は比較にならない。
がんばれ、上司!
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