【ほぼ日 読書日記】2009年2月17日
京都駅で購入。東京へ向かう新幹線の中で読む。
野田 稔、ジェイフィール「あたたかい組織感情 ミドルと職場を元気にする方法」、ソフトバンククリエイティブ(2009)
ジェイフィールは野田先生がマネジメント契約をしていたアミューズの力を借りて作られた会社。
アミューズはサザンオールスターズや福山雅治らが所属する有名な総合エンターテインメント企業で、ジェイフィールはそのノウハウをビジネスに持ち込んで新しい展開をしているという。アミューズ側はMBAコースの同級生が担当していることも含めて、ちょっと注目している会社。
そのジェイフィールの活動を紹介する本がやっと出てきた。
この本を読んでいるとそんなに変わっているという感じはしないが、不機嫌な職場がご機嫌な職場になると書いてある。ならは、すばらしいことだ。
リフレクション・ラウンドテーブルという「あの」ヘンリー・ミンツバーグ教授と同社との提携プログラムが売りのようで、かなりの紙面を割いて紹介されている。
最近、この本も含めて最近野田先生の著書にはミンツバーグの話がよく出てくるが、そういうことだったのかと改めて認識。
読んでいるうちにふと気がついたのだが、このプログラム、マーコードモデルのアクションラーニングと狙いも考えもよく似ている。ふむ。
これ以上書くと、読書日記の域を超えてしまいそうなので、ここまで。
で、もう一冊読んだ。
森元 伸枝「洋菓子の経営学―「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略」、プレジデント社(2009)
僕は今では京都がもっとも長く住んでいる地になったが、少し前までは神戸が長かった。住んでいたのが地震の前までなので、神戸の人たちに言わせると、もう神戸を知っているとはいえないらしい。
実は地震の年に僕は神戸大学のMBAコースに行った。地震の被害で試験が大学キャンパスではできず、大阪府大かどっかであった。無事合格して4月から通うが、大学時代にみた夜景とは全く別の夜景がそこにあった。昼間は点在する青いビニールシート。在学中の2年間のうちに徐々に光は戻ってきたが、結局、昔みた夜景に戻ることは無かった。
今はすっかり戻っているが、そんな経験を通じて、神戸が別の街に生まれ変わったというのは確かにそうなのだろうなと思う。
その中で、神戸スイーツは一旦落ち込むも、今は震災前以上の事業規模になっているそうだ。そこに着目したなかなか、秀作のフィールドワーク。ぜひ、紹介記事を書きたいので、今日はタイトルのみ紹介。
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