【ほぼ日 読書日記】2009年2月13日
企画提案のために多少古い本を2冊。
酒井穣「あたらしい戦略の教科書」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)
ベストセラーになった「はじめての課長の教科書 」がそんなによいと思わなかったので、買ったまま読んでいなかったが、課長の教科書よりはるかによい本だ。
戦略思考の本というのは何冊かあるが、戦略論をこのような視点でまとめた本は珍しい。一般のビジネスマンがこの本を読んでピンとくるかどうかは微妙だが、コンサルタントや経営企画などの戦略策定に携わる人にはこれ以上ないテキストだ。
もう一冊。
畠山芳雄「中堅社員・どう能力を伸ばすか」、日本能率協会マネジメントセンター(2006)
畠山先生の「マネジメントの基本」選書の一冊。業績に直結した専門職ミドルのあり方について体系的に述べている。畠山先生の本は特段変わったことが書いてあるわけではないのだが、視点が体半分だけずれていて、そのずれがいろいろな気づきを与えてくれるし、また、本としても新鮮さを感じる。この本は特にそれを感じた。
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