【ほぼ日 読書日記】2009年1月7日
このあたりが境目かな。これ以上、ディープな本は、この日記では紹介できないな。なんとなく本屋で手にとって、ぱらぱらと読んでみたら思った以上に面白かった。で、買って来て真剣に読みました。深!
稲盛 和夫、梅原 猛「人類を救う哲学」、PHP研究所(2008)
循環、他利、多神教、慈悲
いずれも重要な問題である。ただ、今はビジネスもこういうレベルの議論に立ち戻らないと、先に進めない状況になってしまった。
今年は、河合先生の著作集をもう一度読み直そうと思って、お正月に引っ張り出してきたが、そのときに、梅原先生の本も何冊か、取り出した。少し、考えたい。
今日、昨年から僕の中で懸案になっていた國貞克則さんの「悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル」の紹介記事を書いた。
國貞さんから
本書の全体像と本質が本当に簡潔にそして鋭くまとめられているなと思いました。
というコメントを戴いた。
紹介記事ではふれていないが、この本はある意味でスピリチャルマネジメントに踏み込んでいるのではないかと思う部分がところどころある。こんな本がある。
江原 啓之「悪意/善意 たましいの素顔」、小学館(2008)
日本人にはキリスト教徒のような絶対的な神の存在を持たない人が多いので、結局、どこかでこういうことを考えなくてならないのではないかとも思う。コンプライアンスとかいう話では納まらない。
相当、難しい仕事だと思うが、編集力のある編集者が出てきて、きちんと扱う本がほしいものだ。著者が自分自身で書くと、カルトになってしまう。編集が不可欠な分野だ。
稲盛さんや梅原先生がされているより、ある意味でさらに深い議論である。
米国の投資銀行のやっていることを見ていると、社会的なパラダイムでは解決しないような深い闇(?)を感じる。それは個人の問題であり、ビジネスの領域の話ではないと反論する人も多いと思うが、会社や株式という装置を作ってみても、ビジネスは所詮、人間の営みであるのでここから逃れることはできないと思う。
もっと書きたいことがあるが、こういう話題は生理的に嫌いな人もいると思うので、ビジネス書の杜としてはこの辺でやめておこう。ただ、近いうちに紹介記事を書こうと思っているサーバントリーダーシップなどで、いずれはまた、議論することになるだろう。
昔、フラジャイルというブログをやっていたが、復活しようかな、、、
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