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2009年1月12日 (月)

【ほぼ日 読書日記】2009年1月10日

ちょっと、面白い本を見つけた。

四ッ柳 茂樹「理系アタマのつくり方」、サンマーク出版(2009)

理系アタマの4つの力を
「論理力(Logic)」「抽象力(Abstraction)」「計算力(Calculation)」「実験力(Experimentation)」
の頭文字をとってLACEというらしい。語呂もよい。

抽象力として書いていることに、全面的に共感。特に、分けることに丸々1章を割いているのはいいねえ。結局、話の本質はここだ。

こんな本がある。

坂本 賢三「「分ける」こと「わかる」こと」、講談社学術文庫(2006)

講談社現代新書で1982年に出版された本で大学のときに読んで感動したが、絶版になっていたので残念に思っていた。学術新書の方で復活した。ジャンルが難しい本である。タイトルから分類学だというのは早計であって、しいていえば哲学書である。坂本先生ご自身は、「「哲学入門」として読んでいただいてもいいし,「認識論」でもあり,「宇宙論」でもある」と述べられている。

分けるところでとまるのが文系アタマ、わかるところまでいくのが理系アタマだというと、文系の方はお怒りになるだろうか?でも、僕はそう思う。

この本、おしいのは、せっかっく体系的な思考というキーワードを引き出しながらほったらかしにしていること。ロジカルではなく、システマティックである。本当の理系アタマは、システマティックにものごとを考えることのできるアタマだ。

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