【ほぼ日 読書日記】2009年1月1日(特別版)
本年もよろしくお願いいたします。
いきなりですが、日記の2009年第一弾は、2008年、ビジネス書の杜のデータをみた感想です。総括というほど、立派なものではなりませんが、3つほど、あります。ベスト10はこちらにありますので、お読みください。
ひとつ目。このブログはプロジェクトマネジャーのための書籍紹介サイトとして開始しましたが、2006年くらいからこの枠を取り除き、「考え抜くビジネスパースン」のためのビジネス書の紹介サイトを意識した内容に変えてきました。書籍の選定も変わっているのですが、2008年はプロジェクトマネジメント関係の本のベスト10入りは2位の峯本展夫さんの「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル」、3位のサニー・ベーカーさんの「世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント」2冊だけになりました。峯本さんの本はプロフェッショナルマネジャー仕様、サニー・ベーカーさんの本はビジネスマン仕様とテーストの違う2冊ですが、いずれもプロジェクトマネジメントの専門家向けの本ではありません。その意味では10冊すべてビジネスパースン向けの本がそろったといってもよいでしょう。
2008年はPMBOKが改版の年だったとか、プロジェクトマネジメント本の出版が少なかったなどの事情もあるとは思いますが、とりあえず、トランジションは成功したのではないかと思っています。今後はこの方向でアクセスを増やしていければと思っています。
2つ目。おそらく他の書籍紹介サイトではベスト10にも入らない書籍が並んでいるのではないかと思います。また、ベスト10の中で、5冊は昨年発売された本だというのも特徴だと思います。
メジャーなメルマガやブログと比べるとアクセス数、アフェリエイト数とも足元にも及びませんが、売れそうな本ではなく、読んでほしい本を紹介しているからだと自負しています。一言でいえば
答えではなく示唆を与える本を重視する
ことを方針にしています。ある出版社の編集の方から「弊社の本をよく取り上げてもらっている」と言われたことがありますが、ひいきではなく、その出版社には明らかにそういう本が多いからです。実際には、答えを与えるハウツー本にも、たとえば、日本実業出版社のようにほれぼれするような作りこみをしている出版社もあるので、本を愛する者としては取り上げたい気持ちがなくはないのですが、この方針は僕の仕事観でもあるので、今後も変えないつもりです。
ということで、出版社のプロモーションに乗らないアウトローブログにも関わらずこのブログを影響力のあるブログのひとつだと認めてくださる編集者の方も増え、読者プレゼントの企画にも多くの方がコメントをくださるなど快くご協力戴いているのはうれしい限りです。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
3つ目は、11月から「ほぼ日 読書日記」をはじめました。もともとは、書籍紹介の記事を書く時間が取れず、タイトルだけでも紹介しておこうと思って始めたのですが、これに予想以上のアクセスがあり、その効果もあってブログのアクセス数が倍増しました。これに伴い、アフェリエイトの数も12月は2008年1~11月の平均の2倍近くになりました。改めて数は力というのを思い知りました。今までも、ベストセラーを取り上げればSEO対策にもなってアクセス数が上がる傾向にありましたが、そちらには行きませんでした。今後も読んでほしい本だけを紹介するという姿勢は変わりません。引き続き、ご愛顧をお願いします。
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