「協力する組織」のマネジメント
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー)2008年8月号
久しぶりのハーバードビジネスレビューのご紹介です。
特集 「協力する組織」のマネジメント
詳細目次はこちら(アマゾンではありません。ダイヤモンド社のサイトですので、ご注意ください)。
好川が参考になった記事ベスト3
(1)キショア・セングプ、タレク・アブデル、ルーク・ファン・ワッセンホフ「プロジェクト・マネジャーが陥る「経験の罠」」
ベテランのプロジェクトマネジャーのパフォーマンスの低い理由がこれまでの経験によって形成されたメンタルモデルのせいで、初期の見込みや目標にこだわるあまりに、本末転倒な結果を招く「経験の罠」に原因があることをシミュレーションにより発見した衝撃的な論文!
(2)ケビン・コイン、パトリシア・ゴーマン・クリフォード、ルネ・ダイ「ブレークスルーを生み出すマッキンゼー流ブレーンストーミング術」
ブレーンストーミングほど、幻想を抱かれている手法はないと思う。幻想というのは言い過ぎかもしれないが、少なくとも、多くのブレーンストーミングが常識的なアイディアに終始することが多いのでは事実だろう。この記事はこの問題を解消するために改善されたマッキンゼー流のブレーンストーミングの方法を紹介している。
ブレーンストーミングのパワーである、一通りの意見がで終わった後のさらなるアイディア出しを意図的に行っている納得性のある法オフである。
(3)マニュエル・ソーサ、スティーブン・アペンジャー、クレイグ・ロールズ「アラインメント・マトリックス」による意思疎通の改善 プロジェクト・チームの対話不足を防ぐ法」
プロジェクトのコミュニケーション不足を部門間の問題としてとらえ、「デザインストラクチャーマトリクス」を応用した「アラインメント・マトリックス」でコミュニケーション設計をすることによって、解消しようという試みに関する論文。
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