禁断のコミュニケーション技術
三浦博史「神様に選ばれるただひとつの法則~人生を勝利に導くコミュニケーション術「プロパガンダ」 」、フォレスト出版(2007)
お奨め度:★★★★1/2
プロパガンダとは
自ら働きかけて自らの思う方向に他人や集団を動かすこと
である。もともと、布教活動をさす言葉だったが、プロパガンダという言葉を有名にし、同時に、世の中から葬ったのは、ナチスの大衆扇動をプロパガンダと呼んだことだろう。それまでの言葉の使い方を考えてみると非常に不遜な使い方であるが、プロパガンダという言葉はいまだにこの言葉を引きずっているし、悪いイメージがある。
そのプロパガンダが欧米のハイクラスのビジネスマンに注目されるスキルになっているという。
・仕事やプライベートでの「人間関係」を良くしたい!
・カリスマ的な「リーダーシップ」が欲しい!
・「広告」「PR」「マーケティング」に関わっている!
・「セールス」関係の仕事をしている!
・上司、部下、お客様、同僚に好かれ、「仕事」で結果を出したい!
・本当の「自分の魅力・実力」を認めてもらいたい!
・転職や就職の「面接」を成功させたい!
・まったく新しいコミュニケーション術の本が読みたい!
などの思いを持つ人が注目しているそうだ。実際にこの本を読んでみると、コミュニケーションをまったく別の体系でまとめており、非常に面白いと思う。
特に面白いのは、コミュニケーションと情報という本来は別のものを結びつけ、情報というのをどのようにコミュニケーションの中で位置づければよいかというビジネスコミュニケーションにとってとても重要な問題をうまく整理している点。
欧米では禁断のコミュニケーションスキルと呼ばれているが、禁断に手を出してみませんか?
【目次】
まえがき
人の心を揺さぶる技術とは
1.誰も教えてくれなかった「プロパガンダ」のテクニック
2.あなたが入手した情報は操作されている
3.プロはどうやってプロパガンダを成立させるのか
4.熱伝導が周りの人を変えていく!人生を変えていく!
5.神様に選ばれる法則
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