脳を揺さぶる
 ジョエル・サルツマン(斉藤裕一訳)「シェイク・ブレイン-脳をゆさぶり、創造力をつけろ!-」阪急コミュニケーションズ(2006)
お奨め度:★★★★1/.2
久しぶりに、ガツンと来た本。創造的問題解決の本だが、その視点が極めてユニーク。心構え、行動、(アイディアの)売り込みの3部に分けて、以下のようなポイントを指摘している。
●心がまえ
| 1 | 大胆になろう! | 
| 2 | 心の準備をする | 
| 3 | 楽観的になろう! | 
| 4 | まちがいの偉大さを学ぼう! | 
| 5 | 楽しもう! | 
| 6 | 自己嫌悪しないこと | 
●行 動
| 7 | 先入観を疑おう! | 
| 8 | 問題設定のしかたが大事 | 
| 9 | 「裏返し」の発想 | 
| 10 | 絶対に「ノー」を答えにしない | 
| 11 | エレガントな解決法を探そう! | 
| 12 | 「共感」してみよう! | 
| 13 | 「最悪」の解決法を考えてみよう! | 
| 14 | ネガティブをポジティブに変えよう! | 
| 15 | 「まねはできないか?」と考えてみよう! | 
| 16 | 「あの人ならどうするだろうか?」と考えてみよう! | 
| 17 | 「見知らぬ他人」の助けを借りよう! | 
| 18 | 「イエス」を答えにしない | 
| 19 | 必ずメモしよう! | 
| 20 | しばらく問題から離れてみよう! | 
●売り込み
| 21 | 自分自身に売り込む | 
| 22 | 他人に売り込む | 
| 23 | 形にしてみる | 
| 24 | 「POP」で価値を示す | 
| 25 | 味方をつくる | 
| 26 | キャッチーな名前を付ける | 
| 27 | 粘り強く! | 
| 28 | 楽しみ続けよう! | 
すべて具体的な例を提示しながら説明している。その例が面白く、読んでいて、にやりと笑いたくなる。例えば、8 問題の設定の仕方が大切というところに出てくる例。
あなたはオフィスビルの管理者で、エレベータの待ち時間が長いというクレームが続出しているので、コンサルタントに相談することを決心する。何のコンサルタントに相談するかという例がある。
エレベータのコンサルタントと答えたなら、ぜひ、この本を読んでほしい!


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