変化を受け入れる
トニー・ブザン(佐藤哲+田中美樹訳)「トニー・ブザン頭の自己変革―未来を築く7つのツール」、東京図書(2006)
お奨め度:★★★★
日本でも昨年、マインドマップの公式ガイドが出版され、トニー・プザンを多くの人が知るようになってきた。そのプザンが書いた自己変革のガイドがこの本。
この本で、プザンは7つのツール
1+変化志向指数
2+ヴィジョンとフォーカス
3+TEFCASモデル
4+マインドマップ
5+メタポジティブ思考
6+変化の達人たち
7+変革日記
を使って、自己変革を行う方法について述べている。書き方は平易だが、内容はかなり概念的であり、また、哲学的ですらある。
マインドマップを読んだ人であれば、マインドマップに託されたプザンの思想
個人は大きな存在である
どんな変化でもポジティブなエネルギーになる
といったものを感じ取れるだろう。もちろん、マインドマップを読んでなくても、読めない本ではないが、まず、マインドマップを読み込んでから、本書を読んで、自分の変化を如何に受け入れるかをじっくり考えてみることをお奨めしたい。
目次
第1部 変化とは?(変化の本質
あなただけの変化管理システム
変化に対する心構え・ブザンの自己変革ツール(1)変化志向指数 ほか)
第2部 変化を受け入れる(自己認識―自分の世界を変えるには・ブザンの自己変革ツール(4)マインドマップ
自分の未来を選ぶ・ブザンの自己変革ツール(5)メタポジティブ思考
変化の達人たちに学ぶ―いかに世界を変えたか・ブザンの自己変革ツール(6)変化の達人たち ほか)
第3部 人生のプランニング(ライフバランスを変える
ビジネスにおける変化
人間関係とは変化するもの ほか)
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