西遊記に学ぶチームマネジメント
成君憶、呉常春(泉京鹿訳)「水煮西遊記 中国ビジネス思想の源流を知る」、日本能率協会マネジメントセンター(2006)
お奨め度:★★★★
西遊記は概略は誰でも知っている話だが、チームマネジメントの話をするときに引き合いに出すと分かりやすい。単純な話だと、桃太郎伝説のイヌ、キジ、サルがあるが、この組み合わせは典型的な機能組織のイメージである。これに較べると、西遊記の組織はもう少し複雑さがあって、まさにプロジェクトチームの妙味があり、三蔵法師の行動もチームマネジメントとして興味深い。そんなことを以前から思っていたが、この本はまさに、ヒット!
また、キャリアという視点からのチームマネジメントについてもいろいろな考察があるので、キャリアデザインを好書である。
これをいろいろな視点から分析した本である。興味深いのは、中国のビジネス習慣を前提にした解説になっている点。この本を読めば、中国の考え方が分かるかも!?
==========
人気ランキング投票! → クリック
目次
人生を考える旅
成功の道は自己管理から
組織とは何かを知る
人材管理とは何かを知る
良好な組織をつくる四つのキャラクター
人生の目標を立てる
行動規範を守らせる
虚栄心が嫉妬を招く
俗世の生活を切る
険しい山を意志で越す
妄想で組織の目標を惑わせない
マイナス思考を克服する
組織と人を管理する
良好な関係をつくる〔ほか〕
コメント