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2006年4月10日 (月)

PMを推進するための必読書

488538708609lzzzzzzz ジョリオン・ハローズ「プロジェクトマネジメント・オフィス・ツールキット」、テクノ(2005)

お奨め度:★★★1/2

日本語で読める貴重なプロジェクトマネジメントオフィスの本であるが、事例やツールが豊富に掲載されており、また、CD-ROMでもデータが提供されているので、実用的な書籍である。

スタンスとしては、プロジェクトマネジメントがあまり行われていない企業、あるいは、組織的にプロジェクトマネジメントを行っていない企業において、プロジェクトマネジメントオフィスを設立することによって、プロジェクトマネジメントを普及させていこうというスタンスで書かれている。

このために、まず、PMOの設置の手順を説明し、さらに、プロジェクトマネジメントオフィスのサービスをしていく上で必要な各種のツールを提供している。また、メトリクスや、制度についても、かなり踏み込んで提供されている。

したがって、これからプロジェクトマネジメントオフィスの立ち上げをする人はもちろんだが、プロジェクトマネジメントオフィスのメンバーにとっても一読の価値のある内容になっている。

==========

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目次

図表一覧
テンプレート一覧
謝辞
序文
第1章 はじめに
 本書の構成
第2章 なぜプロジェクトマネジメントか
 必要不可欠な機能としてのプロジェクトマネジメント
 プロジェクトの規模の大小は問わない
 プロジェクトマネジメントと官僚主義
第3章 プロジェクト・オフィスの役割
 プロジェクト・オフィスの役割とは
 機能表に付随する問題点
 プロジェクト・オフィスを組織へ適合させる
第4章 プロジェクト・オフィスの準備
 はじめに
 プロジェクトマネジメント能力レベル
 プロジェクトマネジメント・レペルの測定
 道順
 プロジェクトマネジメントの試験的評価
 プロジェクト・オフィス導入のコスト
第5章
 良いプロジェクト・マネジャーの資質とは
 プロジェクトマネジメントの姿勢
 人材をプロジェクトマネジメントへひきつける方法
 プロジェクト・マネジャーを採用する
 プロジェクト・マネジャーをトレーニングする
 育成プラン
 プロジェクト・マネジャーへの助言
 相互に援助するプログラム
 定期的なプロジェクト・レビュー
第6章 プロジェクト・マネジャーを支援する
 エスカレーション(上申)と通知の道筋
 プロジェクト・マネジャーがチームの一員でもある時
 複数のプロジェクトをマネジメントする
 時間の収集と報告
 プロジェクトの立上げ
 スコープ変更をマネジメントする
 リスク・マネジメント
 プロジェクト優先順位の確定
 プロジェクトの終結
 資源交渉
 プロジェクトマネジメントの方法論
 プロジェクトマネジメント・ソフトウェア
 プロジェクト・コントロール支援環境
 プロジェクト・オフィス情報
 交渉、調停、そして対立の解決
第7章 プロジェクト・マネジャーのマネジメント
 プロジェクト・マネジャーに対するライン・マネジメント
 プロジェクト・マネジャーをプロジェクトに割り当てる
 必要なプロジェクトマネジメントの要素成果物を定義する
 プロジェクトマネジメントの要素成果物をレビューする
 一貫性の確立
 プロジェクト・マネジャーの評価
第8章 プロジェクトマネジメント・キャリア・パス
 レベル1:チーム・リーダー
 レベル2:プロジェクト・リーダー
 レベル3:プロジェクト・マネジャー
 レベル4:プロジェクト・ディレクター
 レベル5:プログラム・マネジャー
 報告の階層と責任レベル
第9章 柔軟なプロジェクトマネジメントのために
 プロジェクト・クラスの概念
 プロジェクト・クラスを決定する
 応用
第10章 プロジェクトマネジメント要素成果物
 プロジェクトマネジメント要素成果物の記述
第11章 最後の総仕上げ
 締めくくりに
 用語集
 日本語翻訳貢献者


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