トヨタ版7つの習慣
若松義人「最強トヨタの7つの習慣―なぜ「すごい工夫」が「普通」にできるのか」、大和書房(2006)
お奨め度:★★★★1/2
トヨタの組織マネジメントのコンピテンスを7つの習慣になぞらえて書いている。著者はカルマンの若松社長だが、彼はトヨタについて数多くの分かりやすい著書があるが、この本が一番、気に入った(すべての著書を読んでいるわけではないが10冊は読んでいる)。
さて、トヨタの7つの習慣とは以下の7つである。
第1の習慣 「ケタちがい」の発想から入る
第2の習慣 「わが社」を主語にしない
第3の習慣 「なぜ」を五回繰り返す
第4の習慣 成功体験をリセットする
第5の習慣 成功より成長を目ざす
第6の習慣 忙しさを恥じる
第7の習慣 「みんなの力」を心から信じる
いずれもトヨタウェイとして有名なものである。コヴィーの7つの習慣は明らかに理論的な体系があるが、トヨタの7つの習慣は7つ大切なものを書き出してみたという感じであり、多くのエピソードの支えられている。
その分、凄みがあると思う。
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目次
第1の習慣 「ケタちがい」の発想から入る―「一割削減」でなく「ゼロを一つ取る」ことでムダを見つける
第2の習慣 「わが社」を主語にしない―「プロの目」でなく「お客の目」でモノをつくる
第3の習慣 「なぜ」を五回繰り返す―「原因」でなく「真因」まで改善する
第4の習慣 成功体験をリセットする―「他人の成功」より「自分の失敗」から知恵を出す
第5の習慣 成功より成長を目ざす―「人を変える」より「システムを変える」ことで人をつくる
第6の習慣 忙しさを恥じる―「動きの速さ」より「着手の早さ」で競争力をつける
第7の習慣 「みんなの力」を心から信じる―「非凡な一人」でなく「平凡な一〇〇人」で堅実経営を実現する
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