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2005年9月13日 (火)

贅肉を取ろう!

482224317609 ジェームズ・ウォーマック、ダニエル・ジョーンズ(稲垣公夫訳)「リーン・シンキング」、日経BP社(2003)

お奨め度:★★★1/2

アジャイルは、製造業では「リーン」と呼ばれることが多い。ムダがないという意味である。製造業でエンジニアリングに取り組む人がアジャイルの思想を知るには、この本が一番よいと思う。

この本で説かれていることは、アジャイルの基本になっている以下のプロセスである。

まず、最初のステップで、基本に立ち返り、顧客が何に本当の価値を見出しているかを問う。

次のステップで、具体的な製品について価値を生み出す活動を行う一方で、価値を生まない活動を排除する。

次に、デザインや製品が顧客からのプルによって、スムーズかつ急速に広がる流れを作り出す。

そして最後に流れとプルが実行されると、完成度を高めるための改良のサイクルを加速させる。

これをさまざまな事例を見ながら、解説している。

==========

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目次

第一部 リーンの原理
    
 導 入  リーン思考とムダ
  第一章  価値
  第二章  価値の小川
 第三章  流れ
 第四章  プル
 第五章  完全性の追求

第二部 リーンへの飛躍―思考から行動へ
    
 第六章  シンプルなケース
 第七章  より難しいケース
 第八章  試金石
 第九章  リーン思考とドイツの技術至上主義
 第十章  巨大なトヨタ、小さな昭和鉄工
 第十一章 行動計画

第三部  リーン・エンタプライズ
    
 第十二章 小川には溝を、溝には谷を
 第十三章 完全性を夢見る

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